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Aan de Linde|ファルケンブルフの川沿いビストロで、グースベリーのフライとチャイラテを

レストラン オランダ リンブルフ州 ファルケンブルフ カフェ フライ(vlaai)

メレンゲと生クリームをたっぷりのせたグースベリーのフライと、奥にチャイラテと抹茶ラテ

基本情報

店名
Aan de Linde(アーン・デ・リンデ)。ビストロ・レストラン
住所
Jan Deckerstraat 1b, 6301 GX Valkenburg
営業時間
毎日 11:00 から。年中無休(365日営業)。閉店時刻は公式サイトに記載なし
フライとケーキ
日替わりで、1切れ €4.50 から。生クリームを添えると +€1.00。マーストリヒトのパティスリー Peter Lemmens のもの
ドリンク
スパイスド・チャイラテ €4.50、抹茶ラテ €5.00(エスプレッソを足した「ダーティー」は +€1.75、アイスも可)、カプチーノ €3.60
食事
ランチはエッグベネディクト €16.00、クロケットのパン €14.50 など。夜は3皿コースと、毎週変わる5皿のシェフおまかせコース
予約
公式サイトの「Reserveren」から
電話
043 601 05 77(info@aandelinde.eu)
テラス
裏手の小さな川(Kleine Geul)沿いにテラスあり。デン・ハルデル城や教会が見える
アクセス
ファルケンブルフ駅から南へ約400m、歩いて5分ほど。グローテストラートの北側の一本裏

公式サイト メニュー 店の紹介(建物の歴史) 連絡先・予約 Instagram

ファルケンブルフの中心、観光客でにぎわうグローテストラート(Grotestraat)から一本北へ入ると、急に静かになります。小さな川沿いに建つ白い歴史的建物の1階にあるのが、ビストロ Aan de Linde(アーン・デ・リンデ) です。

食事もできる店ですが、ここでは午後のお茶の場所として紹介します。南リンブルフ名物の「フライ(vlaai)」と、チャイラテや抹茶ラテが一緒に頼めるのがうれしいところ。城跡や洞窟を歩いたあとのひと休みにちょうどいい店です。

食べたもの・飲んだもの

パン生地の台にグースベリーを詰め、焼いたメレンゲと生クリームを山盛りにしたフライ
グースベリーのフライ。焼き色のついたメレンゲの下に生クリーム、その下に緑のグースベリーがぎっしり。奥は抹茶ラテとチャイラテ 写真:筆者撮影

グースベリーのフライ

この日いちばんの当たりは、グースベリー(オランダ語で kruisbes、クライスベス)のフライでした。

見た目はクリームとメレンゲの山で甘そうですが、食べるとグースベリーの酸味があって、甘いメレンゲや生クリームとよく合っておいしかったです。

グースベリーは日本ではあまり見かけない、緑色で酸っぱい小さな実です。リンブルフでは昔からフライの定番の具で、メレンゲ(オランダ語で schuim、スカウム)をのせた「グースベリーとメレンゲのフライ」は、この地方の古典的な組み合わせとして知られています。

あんず色のフルーツのフライに、生クリームと削ったホワイトチョコレート。奥に抹茶ラテとチャイラテ
もう1切れは、あんず色のフルーツの上に生クリームとホワイトチョコの削りをのせたフライ。皿の縁には店のロゴ 写真:筆者撮影

フライは日替わり

メニューの「フライとケーキ(Vlaai en gebak)」は日替わりで、価格は €4.50 から。生クリームを添えると +€1.00 です。どの種類があるかはその日次第なので、店員さんに「今日のフライは?」と聞くか、ショーケースを見て選びます。メニューには「ブルゴーニュ流の切り方(bourgondisch gesneden)」とあり、写真のとおり1切れがかなり大きめです。

フライやケーキは、マーストリヒトのパティスリー Peter Lemmens のもので、メニューには「その日の焼きたて(dag vers)」とあります。

チャイラテと抹茶ラテ

飲み物は、スパイスド・チャイラテ(€4.50)と抹茶ラテ(€5.00)を頼みました。どちらも背の高いグラスにたっぷり入って出てきて、おいしかったです。

オランダのカフェでは抹茶ラテを置く店が増えましたが、地方の町のビストロでチャイと抹茶の両方がそろうのは少しうれしい発見でした。エスプレッソを1杯足した「ダーティー・チャイ」「ダーティー・マッチャ」(+€1.75)や、アイスにもできます。

コーヒーは、コーヒー・エスプレッソ €3.20、カプチーノ €3.60、ラテ・マキアート €4.00 など。オーツミルクへの変更は +€1.00 です(価格は2026年10月時点の公式メニュー)。

フライ(vlaai)とは

フライ(vlaai)は、オランダ南部のリンブルフ州と、国境の向こうのベルギー・リンブルフ州の名物の焼き菓子です。日本語では「タルト」や「パイ」と訳されることが多いのですが、台はさくさくの生地ではなく、イースト(酵母)でふくらませたパン生地を薄くのばしたもの。その上に、さくらんぼ、あんず、りんご、プラム、グースベリーなどの果物や、お米を牛乳で煮た「ライスフライ(rijstevlaai)」などをのせて焼きます。

リンブルフでは誕生日にも、お葬式のあとにも、日曜のコーヒーにもフライが出てくるほど、暮らしに根づいたお菓子です。2024年1月には「リンブルフのフライ(Limburgse vlaai)」として、EU の地理的表示保護(PGI)の対象になりました。決められた地域で、伝統的な作り方で焼いたものだけがこの名前を名乗れます。

リンブルフ以外のオランダのカフェでもフライは見かけますが、種類の多さと、ふつうの店でも当たり前に出てくる身近さは、南リンブルフならではです。

どんな店か

  • 1902年の歴史的建物の中:店が入っているのは、1902年に建てられた国の記念建造物で、もとはホテル「Valkenburger Hof」でした。ネオ・ルネサンス様式の建物に、アール・ヌーヴォー(オランダ語でユーゲントスティル)の飾りが残っています。1920年代には隣に「カジノ」と呼ばれたダンスホールが建てられましたが、1956年の火事で焼けてしまったそうです。
  • 2009年開店のビストロ:店は2009年に開店し、2019年からは、それまで7年間店長を務めていた Lorraine Kitzen さんがオーナーです。
  • 毎朝、地元のものを:公式サイトによると、パン・野菜・肉は毎朝、地元のパン屋・八百屋・肉屋から届きます。軽い食事から5皿のコースまで出す、モダンなフランス風ビストロです。
  • 川沿いのテラス:建物の裏を流れる小さな川(Kleine Geul)沿いにテラスがあり、デン・ハルデル城(Kasteel Den Halder)や聖ニコラス・バルバラ教会が見えます。天気のいい日は外の席も気持ちよさそうです。

食事もできる

お茶だけでなく、ランチやディナーもあります。ランチの例は次のとおりです(2026年10月時点の公式メニュー)。

料理 価格 メモ
Eggs Benedict €16.00 ブリオッシュかサワードウのパンに、オランデーズソースとアボカド
Rundvlees kroketten €14.50 牛肉のクロケット2つとパン。オランダの定番ランチ
Plat midi(12 uurtje) €16.50 小さなトマトスープ、クロケット、卵サラダとハムのパンの盛り合わせ
Uiensoep €9.90 オニオングラタンスープ
Hamburger de bœuf €21.00 200g のハンバーガーにフライドポテト
Borrelplank Aan de Linde €31.50 おつまみの盛り合わせ。夕方のビールやワインに

夜は、3皿から選べるコースと、毎週内容が変わるシェフおまかせの5皿コースがあります。地元ファルケンブルフのワイナリー「Flint」のワインもグラスで頼めます。

行くときのコツ

  • 観光の合間に寄りやすい:ファルケンブルフ駅からは歩いて5分ほど。グローテストラートからもすぐで、ファルケンブルフ城跡からも歩いて行けます。
  • フライは「今日は何?」から:日替わりなので、何があるかは行ってのお楽しみです。グースベリーがあれば、ぜひ。
  • 年中無休で11時から:毎日11時に開きます。冬のクリスマスマーケットの時期も開いているので、洞窟のマーケットで冷えた体を温める場所にもなります。
  • 食事は予約が安心:週末の食事は混むので、公式サイトから予約しておくと安心です。

近くで夜に一杯飲むなら、歩いてすぐの Pub Henry VIII もあわせてどうぞ。

参考にした情報源

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