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欧州アクセシビリティ法(EAA)を見据えたサイトリニューアル|対象・零細企業の例外・WCAG 2.2・費用とチェックリスト(2026年)

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欧州アクセシビリティ法(EAA)を見据えたサイトリニューアル|対象・零細企業の例外・WCAG 2.2・費用とチェックリスト(2026年)

欧州アクセシビリティ法(European Accessibility Act、以下 EAA)は、2025年6月28日から EU 全域で適用されています。EU の消費者向けに EC や予約、銀行などのサービスを提供する事業者は、ウェブサイトとアプリを、障害のある人も使える状態にする義務を負っています。

オランダの監督官庁は2026年3月、大手のネット通販約100サイトを点検し、61%で支援技術を使った注文ができなかったと公表しました。義務も点検も始まっていますが、多くのサイトはまだ間に合っていません。

この記事は、サイトのリニューアルを考えている事業者に向けて、EAA をリニューアルの要件にどう落とし込むかを整理したものです。一般的な情報の整理であり、法的助言ではありません。自社が対象か、どの例外が使えるかは、条文と監督官庁の案内で確かめ、必要に応じて専門家に相談してください。

この記事で分かること 答えの要点
EAA はいつから何を求めるか 2025年6月28日から、対象サービスのサイトとアプリに適用(第1章)
自社は対象か 6分類のサービスか、零細企業か、EU の消費者向けか(第2・3・5章)
オランダでは誰が見ているか EC は ACM、金融は AFM など分担(第4章)
何に合わせて作るか WCAG の AA。新規なら 2.2 で作る(第6章)
いくらかかるか 30〜60ページの EC で60〜192時間が目安(第8章)

1. 欧州アクセシビリティ法(EAA)とは何か

指令 (EU) 2019/882 という「枠」

EAA の正式名称は「製品とサービスのアクセシビリティ要件に関する指令 (EU) 2019/882」で、2019年4月17日に採択されました。EU の「指令」は、各加盟国が自国の法律に書き直して(国内法化して)初めて効く仕組みです。要件の中身は EU で共通ですが、監督官庁、届出の手続き、罰則は国ごとに違います。

ウェブサイトへの要求は付属書Iにあり、要点は、サイトとアプリを「知覚できる・操作できる・理解できる・堅牢である」ようにすることです。この4原則は W3C の WCAG と同じ言葉で、技術基準のつながりを示しています。

2025年6月28日から適用、移行期間は製品と契約のみ

加盟国は2022年6月28日までに国内法を整え、2025年6月28日から適用することになっていました(第31条)。移行措置(第32条)として、それ以前から適法に使っていた製品は2030年6月28日まで使い続けられ、それ以前に結ばれたサービス契約は最長5年は変更なしで続けられます。

これを「サイトにも2030年まで猶予がある」と読むのは誤りです。移行措置は既存の製品と契約についてのもので、オランダの ACM もサービスには移行期間がないと案内しています。次の図は、関係する日付を並べたものです。

2019年4月に指令が採択され、2022年6月が国内法の採択期限だった。オランダでは2024年4月に国内法が公布された。2025年6月28日に適用が始まった。2026年9月に WCAG 2.2 を参照する EN 301 549 V4.1.1 が公開された。同規格の EU 官報への掲載は時期未定で、破線の円で示す。2030年6月に既存の製品についての移行期間が終わる。 2019.4 指令の採択 指令 (EU) 2019/882 2022.6 国内法化の期限 各加盟国が法律を整える 2024.4 オランダで公布 Staatsblad 2024, 87 2025.6 適用開始(6月28日) サービスに移行期間なし 2026.9 EN 301 549 V4.1.1 WCAG 2.2 を参照 未定 EU 官報への掲載(予定) 掲載後に推定適合が生じる 2030.6 移行期間の終了 既存の製品と契約
図1:欧州アクセシビリティ法に関わる主な日付。破線の円は時期が決まっていない予定(出典:EUR-Lex 指令 2019/882 第31条・第32条、Staatsblad 2024, 87、Staatsblad 2024, 341、ETSI EN 301 549 V4.1.1。2026年10月27日確認)

2. 対象になる事業、ならない事業

対象は「消費者向けの6つのサービス」

EAA はすべてのサイトに適用されるわけではありません。第2条第2項は、消費者に提供される6つのサービスを挙げています。企業のサイトは、これらのサービスの入口として対象になります。次の表は、分類とウェブでの例を並べたものです。

分類(第2条第2項) ウェブで当てはまりやすい例
EC サービス ネットショップ、予約・申込みサイト、アプリでの購入
消費者向けの銀行サービス 口座、消費者向けの融資、決済、投資
航空・バス・鉄道・船の旅客輸送 運行情報、予約サイト、電子チケット
電子書籍と専用ソフト 電子書籍の販売と閲覧アプリ
電子通信サービス 通信会社の申込み・契約管理
視聴覚メディアへのアクセス 動画配信の番組選択・視聴の画面

ウェブ制作で最も多く関わるのは EC サービスです。都市・近郊・地域の公共交通は対話型の端末だけが対象で、ウェブサイトは対象外です。また、EAA は消費者向けの法律なので、事業者だけを相手にした BtoB の受発注サイトは対象外と読めます。

「EC サービス」の定義から読むこと

指令は EC サービスを、「ウェブサイトやモバイルのサービスを通じ、消費者の個別の求めに応じて、消費者契約の締結に向けて遠隔で提供されるサービス」と定めています(第3条第30号)。カギは「契約の締結に向けて」という部分です。

この定義からは、商品の紹介だけの企業サイトは、通常 EC サービスに当たりません。サイトにカートや予約、有料会員の申込みがあれば、その部分は対象になり得ます。リニューアルで紹介サイトに EC や予約を足すと、それを境に対象に入ることがあるため、要件定義の最初に確かめておきます。

サイトの中で除外されるコンテンツ

対象サービスのサイトでも、第2条第4項は5種類のコンテンツを除外しています。次の表は、その条件とリニューアルでの扱いです。

除外されるコンテンツ 条件 リニューアルでの扱い
録画済みの音声・動画 2025年6月28日より前に公開 新しく載せる動画には字幕を付ける
PDF などの文書ファイル 2025年6月28日より前に公開 移行時に更新すれば対象になる
オンライン地図 要点を別の形で提供 住所と行き方を文字でも載せる
第三者のコンテンツ 資金・開発・管理をしていない 埋め込みのレビューなどは要確認
アーカイブ 2025年6月28日以降、更新しない 更新するなら対象。区分を明確に

除外の条件は「公開日」と「更新しないこと」です。古い PDF を新しいテンプレートに載せ替えたり直したりすると、その時点で対象になり得ます。移行するか、アーカイブとして凍結するかを、コンテンツの棚卸しで決めておくのが安全です。

3. 零細企業の例外を正確に読む

「10人未満」かつ「売上高か総資産のどちらかが200万ユーロ以下」

最も誤解が多いのが零細企業の例外です。指令は零細企業を、「従業員が10人未満で、かつ年間売上高が200万ユーロ以下、または年間の貸借対照表の合計(総資産)が200万ユーロ以下の企業」と定めています(第3条第23号)。金額は「売上高または総資産」なので、どちらか一方が200万ユーロ以下なら条件を満たします。

そのうえで第4条第5項は、サービスを提供する零細企業は、サービスの要件と、その遵守に関わる義務を免除されると定めています。声明などの関連義務もまとめて免除されるということです。

逆に、従業員が10人以上なら、売上高がいくら小さくても免除されません。ACM は「10人以上、または売上高200万ユーロ超、あるいはその両方」の企業に義務があると短く案内していますが、条文では金額を売上高か総資産のどちらかで判断します。次の図は、サービス提供者が免除されるかの判断の流れです。

最初に、EU の消費者向けの対象サービスかを確かめる。いいえなら EAA の対象外。はいなら、従業員が10人未満かを確かめる。いいえなら義務がある。はいなら、売上高か総資産のどちらかが200万ユーロ以下かを確かめる。はいなら零細企業として免除、いいえなら義務がある。 1. EU の消費者向けの 対象サービスか 2. 従業員は10人未満か 3. 売上高か総資産が €200万以下か はい はい いいえ EAA の対象外 いいえ 義務あり はい 免除(零細) いいえ 義務あり
図2:サービス提供者が零細企業の例外に当たるかの判断の流れ。結論は箱の文字で示し、色は補助(出典:EUR-Lex 指令 2019/882 第2条・第3条第23号・第4条第5項。2026年10月27日確認)

従業員の数え方(パートタイム、グループ会社の扱い)は指令の本文に細かく書かれていません。日本の親会社の下に欧州法人がある場合など、グループで数えるかで結論が変わり得るときは専門家に確認してください。

製品の零細企業と「過度な負担」の例外は別物

免除はサービスについてのものです。製品を扱う零細企業は要件を免除されず、過度な負担の評価を文書化しなくてよいなど、手続きが軽くなるだけです(第14条第4項)。次の表は、零細企業でない事業者も使える「過度な負担」の例外と並べて整理したものです。

項目 サービスの零細企業 過度な負担の例外(第14条)
誰が使えるか 10人未満かつ金額の条件を満たす企業 すべての事業者(評価が前提)
範囲 サービスの要件と関連義務の全体 負担が過度になる限りの部分だけ
必要な手続き なし 付属書VIで評価し、文書化して5年保存
見直し なし サービスを変えたときと、少なくとも5年ごと
当局への通知 なし 提供する国の当局に通知(零細企業を除く)

過度な負担は、対応の純費用と事業全体の費用の比率などで評価します。アクセシビリティ改善のための外部資金を受けていれば使えません。リニューアルの予算不足を理由に主張するのは、評価と文書化の手間を考えると現実的ではなく、例外を探すより設計に組み込むほうが安く済むことが多いのです。

4. オランダでの国内法化と監督官庁

Implementatiewet toegankelijkheidsvoorschriften producten en diensten

オランダでは、EAA は「Implementatiewet toegankelijkheidsvoorschriften producten en diensten(インプレメンタティーウェット・トゥーハンケレイクハイツフォールスフリフテン・プロダクテン・エン・ディンステン、製品とサービスのアクセシビリティ要件の実施法)」で国内法化されました。2024年4月8日付で成立し、4月15日に官報(Staatsblad 2024, 87)で公布されています。

この法律は、既存の複数の法律をまとめて改正する一括法です。EC の義務は民法典(Burgerlijk Wetboek、ブルヘルレイク・ウェトブック)の第6編に、金融サービスは金融監督法(Wft)に、旅客輸送や電子書籍は障害・慢性疾患を理由とする平等待遇法(Wgbh/cz)に書き込まれました。施行日は勅令(Staatsblad 2024, 341)で2025年6月28日と定められています。

監督官庁はサービスごとに分担

監督はサービスの分類ごとに分かれています。次の表は、ウェブサイトに関わる主な監督官庁です。

監督官庁 読みと意味 担当する主なサービス
ACM アー・セー・エム、消費者・市場庁 EC サービス、電子通信サービス
AFM アー・エフ・エム、金融市場庁 消費者向けの銀行サービス、金融の EC
CvdM コミサリアート・フォール・デ・メディア、メディア監督庁 電子書籍、視聴覚メディアへのアクセス
ILT イー・エル・テー、人間環境・交通監督局 航空・バス・鉄道・船の旅客輸送
RDI エル・デー・イー、デジタルインフラ監督庁 製品(端末など)

オランダの消費者向けに EC を出している場合、相手になるのは基本的に ACM です。金融商品なら AFM、電子書籍なら CvdM と、扱う商品で窓口が変わります。

ACM の運用:自ら届け出る義務と2026年3月の点検

ACM の案内で押さえたいのは、自社のサービスが要件を満たしていないと分かったら、自分から届け出る義務があることです(指令第13条第4項)。次の表は、ACM の案内の要点です。

ACM の案内の要点 内容
技術基準 WCAG 2.1 の AA。2026年中に 2.2 の AA へ移る見込み
認証・マーク 不要。第三者の認証は求められていない
アクセシビリティ声明 サイトとアプリに置き、見つけやすく、音声でも提供
届出の期限 深刻な問題は1週間、中程度以下は1か月。期間内に直せば不要
複数国での提供 提供する各国の当局に届け出る

ACM は2026年3月24日、大手のネット通販約100サイトなどの点検結果を公表しました。61%で支援技術を使って注文を完了できず、さらに33%に深刻な問題がありました。キーボードで届かない注文ボタンや、解けない画像認証(CAPTCHA)が典型例です。ACM は当面、深刻な障壁に絞って対応し、改善が不十分な企業は執行の対象になり得るとしています。

5. 日本の事業者にも及ぶのはどんなときか

基準は「EU の消費者に提供・申し出ているか」

指令はサービス提供者を、「EU 市場でサービスを提供する、または EU の消費者にそのサービスの提供を申し出る自然人・法人」と定めています(第3条第4号)。本社の所在地は条件になっていません。「申し出る」という言葉からは、販売の実績だけでなく、ユーロ建ての価格や EU への配送など、EU の消費者を相手にしていると読める状態も判断材料になると考えられます。次の表は、日本の事業者のよくある立場ごとの目安です。

立場 EAA との関係の目安 まず確かめること
日本の消費者だけに日本語で販売 対象外と読める EU への配送や外貨決済をしていないか
日本から EU の消費者に越境 EC 対象になり得る 零細企業の条件に当たるか
オランダ法人がオランダで EC 対象(零細企業を除く) ACM の案内と届出の手順
EU の企業だけと取引(BtoB) 対象外と読める 個人も買える状態になっていないか
欧州向けの紹介サイトのみ 通常は対象外 予約・申込みの機能がないか

「対象になり得る」立場では、販売先の国ごとに監督官庁が変わります。ACM は、複数の加盟国で提供する場合は各国の当局に届け出るよう案内しています。

日本の本社が見落としやすいこと

欧州のサイトを現地任せにしていても、EC の基盤やテンプレートを本社が管理しているなら、直せる権限を持つのは本社です。欧州向けの販売を広げるリニューアルでは、その時点で EAA を要件に入れます。

6. 基準は何か:EN 301 549、WCAG 2.1 AA、WCAG 2.2

EN 301 549 と「推定適合」の仕組み

付属書Iは要件を文章で書いているだけで、何をすれば満たしたことになるかは書いていません。そこで使われるのが整合規格(harmonised standard)です。EU 官報に参照が載った整合規格に適合していれば、その範囲で指令に適合していると推定されます(第15条第1項)。

ウェブについての整合規格の候補が、欧州の標準化機関 ETSI・CEN・CENELEC が共同で作る EN 301 549 です。ウェブの部分は W3C の WCAG をほぼそのまま取り込んでいます。

V3.2.1(WCAG 2.1)から V4.1.1(WCAG 2.2)へ

2021年の EN 301 549 V3.2.1 は WCAG 2.1 の A と AA を参照し、公共機関のサイトについての指令(2016/2102)の整合規格として使われてきました。ETSI は2026年9月2日、WCAG 2.2 の A と AA を参照する V4.1.1 を公開しました。2026年10月27日時点で、EAA の整合規格としての EU 官報への掲載は確認できません。次の表は、関係する基準を並べたものです。

基準 公開 ウェブの中身 EAA での位置づけ(2026年10月)
WCAG 2.1 2018年6月(W3C) A・AA の基準 ACM が現行の基準として案内
WCAG 2.2 2023年10月(W3C)、2024年12月更新 2.1 に基準を追加 ACM が2026年中の移行を見込む
EN 301 549 V3.2.1 2021年(ETSI) WCAG 2.1 を参照 公共機関向け指令の整合規格
EN 301 549 V4.1.1 2026年9月(ETSI) WCAG 2.2 を参照 EU 官報への掲載待ち

WCAG 2.2 は 2.1 の基準をほぼすべて引き継ぎ、新しい基準を足したものです(構文解析の 4.1.1 は廃止)。WCAG 2.2 の AA を満たせば、2.1 の AA もほぼ満たします。逆は成り立ちません。

WCAG 2.2 で増えた A・AA の6基準

WCAG 2.2 で追加された基準のうち、A と AA の6つはデザインと実装に直接関わります。次の表は、その6基準とリニューアルで決めることです。

達成基準 レベル リニューアルで決めること
2.4.11 フォーカスが隠れない AA 固定ヘッダーや Cookie バナーがフォーカスを覆わない
2.5.7 ドラッグ操作 AA スライダーなどにボタン操作の代わりを付ける
2.5.8 ターゲットサイズ(最低限) AA 押せる部分を24×24 CSS ピクセル以上か十分な間隔に
3.2.6 一貫したヘルプ A 問い合わせ先の位置を全ページで同じにする
3.3.7 冗長な入力 A 一度入れた住所などを再入力させない
3.3.8 認証のアクセシビリティ(最低限) AA パスワードの貼り付けを妨げない、記憶パズルを使わない

どれも、デザインシステムとコンポーネントの段階で決めれば一度で済むものです。後から足すと、ヘッダー、ボタン、フォームのすべてのテンプレートを触ることになります。

どちらに合わせて作るか

これからリニューアルするなら、WCAG 2.2 の AA を要件に書くのが合理的です。現行の基準も満たせ、V4.1.1 が整合規格になったときの作り直しも避けられます。ただし、EN 301 549 にはビデオ通話のリアルタイム文字通信などウェブ以外の要件もあるため、チャットやビデオ相談の機能を持つサイトは該当する章を個別に確かめます。

7. アクセシビリティ声明を用意する

指令が求める「サービスの情報」

第13条第2項と付属書Vは、サービス提供者に、サービスが要件をどう満たしているかを説明する情報を用意させています。この情報は利用規約かそれと同等の文書に入れ、障害のある人にも分かる形で、文書と音声の両方で公開し、サービスを続けるあいだ保持します。

実務では、これを「アクセシビリティ声明」として1ページにまとめ、フッターからリンクするのが一般的です。民間向けの決まった書式はありませんが、W3C の WAI が公開している声明の作成ツールが参考になります。次の表は、付属書Vと ACM の案内をもとに、声明に入れたい項目を整理したものです。

項目 書く内容の例 根拠
サービスの概要 何ができるサイトか 付属書V 1(a)
使い方の説明 注文・予約の流れ、支援技術での使い方 付属書V 1(b)、ACM
要件の満たし方 準拠する基準(例:WCAG 2.2 AA)と範囲 付属書V 1(c)
既知の問題と対応予定 満たしていない箇所、代わりの手段、直す時期 第13条第3項
品質を保つ手順 点検の頻度、公開前のテスト 付属書V 3
連絡先 困ったときの窓口(メールと電話など) ACM

避けたいのは、根拠なく「完全に準拠しています」と書くことです。点検の方法と日付、満たしていない箇所を正直に書くほうが信頼されます。声明は点検のたびに更新する前提で、CMS で編集しやすくしておきます。

8. リニューアルでやると効率がよい理由と費用の幅

後から足すほど高くつく理由

アクセシビリティの多くは、色、文字、部品、テンプレート、入力フォームという土台に関わります。既存サイトに後から足すと、土台を直したうえで全ページを確かめ直すことになります。

リニューアルでは、どのみちデザインを作り直し、テンプレートを組み直し、コンテンツを移します。それぞれに確認項目を足すだけなので、追加の手間が上乗せで済むのが利点です。全体の進め方は「リニューアルの進め方とスケジュール」、よくある失敗は「リニューアルで失敗する10の典型例」で扱っています。次の図は、30〜60ページで EC を含むサイトで、アクセシビリティ対応に上乗せされる工数の幅です。

30から60ページで EC を含むサイトのリニューアルで、アクセシビリティ対応に上乗せされる工数の幅。デザインは8から24時間、実装は24から80時間、コンテンツは8から40時間、テストは16から40時間。実装の幅が最も大きい。 デザイン 8〜24時間 実装 24〜80時間 コンテンツ 8〜40時間 テスト 16〜40時間 0 50 100時間
図3:アクセシビリティ対応に上乗せされる工数の幅(30〜60ページ、EC 機能あり、テンプレート10種前後を想定)。棒の左端が最小、右端が最大。DevNJ の経験にもとづく目安で、公的な統計ではない(2026年10月27日時点)

費用の幅

工数に時間単価を掛けると費用の幅になります。時間単価は「リニューアルの費用相場と見積もりの読み方」で紹介したオランダの調査の値(フリーランスの Web 開発者€73、制作会社の平均€106、税抜)を使い、1ユーロ176円で換算しました。

作業 工数の目安 費用の目安(€) 円換算の目安
既存サイトの診断(代表10〜20ページ) 16〜40時間 1,170〜4,240 約21万〜75万円
デザインへの組み込み 8〜24時間 580〜2,540 約10万〜45万円
実装(コンポーネントとフォーム) 24〜80時間 1,750〜8,480 約31万〜149万円
コンテンツ(代替テキスト・字幕・文書) 8〜40時間 580〜4,240 約10万〜75万円
テスト(自動と手動) 16〜40時間 1,170〜4,240 約21万〜75万円
アクセシビリティ声明の作成 4〜8時間 290〜850 約5万〜15万円
合計(診断を除く) 60〜192時間 4,380〜20,350 約77万〜358万円

幅が大きいのは、既存サイトの状態とテンプレートの数で工数が変わるためです。公開後も月2〜6時間(€150〜€640、約2.6万〜11万円)の定期点検を見込むと、新しいページで崩れるのを防げます。

費用を左右する要因

費用が幅のどこに入るかは、主に次の要因で決まります。見積もりを比べるときは、同じ前提かを確かめてください。

要因 安くなる条件 高くなる条件
テンプレートの数 10種以下に整理できる ページごとに作りが違う
動画と文書 少ない、または凍結できる 字幕のない動画や PDF が多い
入力フォーム 問い合わせと購入だけ 複数段階の申込みや会員登録
外部の部品 決済や予約を選び直せる 変えられない外部ウィジェットが多い
多言語 1〜2言語 3言語以上で代替テキストも翻訳

外部の決済や予約に問題があるとサイト側では直せないため、提供元に適合状況の資料を出してもらうことを選定の条件にします。

9. 段階別のチェックリスト:デザイン・実装・コンテンツ・テスト

4段階に確認項目を割り振る

最後のテストだけで確かめようとすると、問題が見つかっても直す時間がありません。確認項目は、リニューアルの4つの段階に割り振っておくのが基本です。次の図は、段階ごとの主な確認項目です。

デザインの段階ではコントラストとフォーカス表示を決める。実装の段階では見出しとラベル、キーボード操作を作る。コンテンツの段階では代替テキスト、字幕と文書を整える。テストの段階では自動テストと手動テスト、利用者による確認を行う。自動テストは各段階で繰り返す。 1. デザイン 2. 実装 3. コンテンツ 4. テスト コントラスト フォーカス 見出し・ラベル キーボード 代替テキスト 字幕・文書 自動+手動 利用者の確認 自動テストは各段階で繰り返す
図4:リニューアルの4段階と、それぞれで確かめる主な項目(DevNJ が整理。各項目の根拠は W3C WCAG 2.2。2026年10月27日確認)

デザインの段階

デザインで決めたことは全ページに広がります。次の表は、デザインで確かめる項目です。

確認項目 基準の目安 WCAG
文字のコントラスト 通常の文字4.5:1、大きい文字3:1以上 1.4.3
部品の枠のコントラスト ボタンや入力欄で3:1以上 1.4.11
色だけで意味を伝えない 必須項目やエラーを文字でも示す 1.4.1
フォーカスの見え方 キーボードで今どこにいるかが分かる 2.4.7、2.4.11
押せる部分の大きさ 24×24 CSS ピクセル以上か十分な間隔 2.5.8

ブランドカラーがコントラストの基準を満たさない場合は、色を捨てるのではなく、文字やボタン用の濃い色を一段足すのが一般的な解き方です。

実装の段階

実装では、見た目では分からない「構造」を正しく作ります。支援技術は、この構造を手がかりにページを読み上げます。

確認項目 内容 WCAG
見出しとランドマーク h1〜h3 の階層、header・nav・main・footer 1.3.1
フォームのラベル すべての入力欄に関連づけたラベル 1.3.1、3.3.2
エラーの伝え方 どこが、なぜ誤りかを文字で示す 3.3.1、3.3.3
キーボード操作 マウスなしで全操作ができ、閉じ込められない 2.1.1、2.1.2
拡大と再配置 幅320 CSS ピクセルで横スクロールなしに読める 1.4.10

ARIA(支援技術向けの属性)は、誤用すると逆効果です。WebAIM の2026年の調査では、ARIA を使うページのほうが検出エラーが平均で多い結果でした(59.1件と42件)。まず HTML の標準の要素で作り、足りない部分だけ ARIA で補うのが原則です。

コンテンツとテストの段階

コンテンツの移行は、全ページに触れる唯一の機会です。ここで整えれば、別の予算を取らずに済みます。

確認項目 内容 WCAG
画像の代替テキスト 意味のある画像は内容を、飾りは空に 1.1.1
リンクの文言 「こちら」ではなく行き先が分かる文言 2.4.4
動画の字幕 新しく載せる動画に字幕を付ける 1.2.2
PDF などの文書 HTML に移すか、タグ付きの PDF にする 1.3.1 ほか

代替テキストを CMS の必須入力にしておくと、公開後の画像でも抜けを防げます。テストでは、公開の判定基準として次の3点を要件に書いておきます。

  1. 主要な画面(トップ、一覧、詳細、カート、決済、問い合わせ)で、自動テストの重大な指摘がゼロ
  2. キーボードだけで、商品を選んで注文を完了できる
  3. スクリーンリーダー(NVDA か VoiceOver)で、同じ流れを完了できる

これは ACM が点検で問題にした「注文を完了できるか」と同じ観点です。すべてを一度に満たせなくても、注文と問い合わせの流れを最優先にすると、影響の大きい問題から片づけられます。

10. 自動テストで拾えるもの、拾えないもの

自動テストの数字を読む

axe(Deque 社のオープンソースの検査エンジン axe-core)や Lighthouse などの自動テストは、安く速く問題を見つけられます。WebAIM の2026年2月の調査では、上位100万サイトのトップページの95.9%で WCAG の不適合が自動検出され、平均は1ページ56.1件でした。

ただし、拾える範囲には限りがあります。英国政府デジタルサービス(GDS)が2017年に143の障壁を仕込んだページで13のツールを試したところ、最良のツールで41%、全ツールを合わせても71%で、29%はどのツールも見つけられませんでした。Deque は自社の監査データで、axe が件数ベースで57%を検出したと報告しています(2021年、自社データ)。自動テストだけでは半分前後が残ると考えるのが安全です。

確認項目 自動テスト 人の判断が要る部分
文字のコントラスト 多くは判定できる 画像の上の文字、状態による色の変化
画像の代替テキスト 有無は判定できる 内容が適切か
フォームのラベル 有無は判定できる 文言が分かりやすいか
キーボード操作 ほとんど判定できない 全操作ができるか、順番が自然か
動画の字幕 有無の一部のみ 正確か、同期しているか

自動テストが得意なのは「あるか、ないか」です。「適切か」「操作できるか」は人が確かめるしかありません。

手動テストの最小セット

専門家に頼めない場合でも、次の手動テストは社内で回せます。W3C の WAI は、簡易な確認から利用者の参加まで、段階に応じた評価の方法を公開しています。

テスト やり方 見つかりやすい問題
キーボードだけで操作 Tab・Enter・Space で注文まで進む 届かないボタン、見えないフォーカス
スクリーンリーダー Windows は NVDA、Mac と iPhone は VoiceOver ラベルのない部品
200%拡大と320px幅 ブラウザで拡大し、狭い幅で見る 文字の重なり、横スクロール
利用者による確認 障害のある利用者に主要な流れを試してもらう 想定外の使いにくさ

自動テストは CI(自動の検査の仕組み)に組み込み、コードを変えるたびに回すのが効果的です。手動テストは公開前と、テンプレートや決済を変えたときに回します。

11. オーバーレイ製品に頼る危うさ

「数行のコードで準拠」の主張

オーバーレイとは、数行のスクリプトを入れるだけで文字の拡大などのメニューを出し、「自動でアクセシビリティに対応する」とうたう製品です。予算を抑えたいときには魅力的に見えます。

しかし米国の連邦取引委員会(FTC)は2025年1月、オーバーレイ製品の accessiBe 社が「どのサイトも WCAG に適合させられる」と根拠なく宣伝したとして、100万ドルの支払いを求める同意命令を公表し、同年4月22日に確定させました。欧州でも、欧州障害フォーラム(EDF)と国際アクセシビリティ専門家協会(IAAP)が2023年5月、オーバーレイはサイトをアクセシブルにも、欧州の法令に適合させもしないとする共同声明を出しています。

よくある主張 公的な指摘 出典
入れるだけで WCAG に適合 すべてのサイトを適合させられる根拠はない FTC(2025年)
欧州の法令に対応できる 法令への適合を保証しない EDF・IAAP(2023年)
支援技術の利用者に便利 利用者の設定を上書きすることがある EDF・IAAP(2023年)
文字の拡大や色の変更ができる ブラウザや OS に同じ機能がある EDF・IAAP(2023年)

オーバーレイを入れても、問題が残っていれば EAA の義務を満たしたことにはなりません。見積もりに「オーバーレイで対応」とあれば、コードとコンテンツを直す見積もりに差し替えてもらうことをすすめます。

12. 日本の JIS X 8341-3 と障害者差別解消法との対応

JIS X 8341-3 も WCAG 2.2 に向かっている

日本の規格 JIS X 8341-3 の現行の2016年版は、WCAG 2.0 を国際規格にした ISO/IEC 40500:2012 と一致する規格です。ISO/IEC 40500 は2025年に WCAG 2.2 の内容で改訂され、ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)は2025年10月30日に改正原案作成委員会を立ち上げて、ISO/IEC 40500:2025 と一致させる方針を示しました。2026年10月27日時点で改正版の公示は確認できません。

日本の JIS と EU の EN 301 549 は、どちらも WCAG 2.2 に向けて改訂が進んでいます。日欧のサイトを同じ基盤で作り直すなら、WCAG 2.2 の AA を共通の要件にしておけば、両方の改訂に備えられます。

合理的配慮の義務化と「環境の整備」

日本では改正障害者差別解消法が2024年4月1日に施行され、事業者による合理的配慮の提供が義務になりました。一方、サイトのアクセシビリティの向上は、不特定多数に向けた事前の改善である「環境の整備」として努力義務です。内閣府の基本方針は、使いづらいという申出に電話やメールで応じるのが合理的配慮で、以後のためにサイトを改良するのが環境の整備だ、という例を挙げています。

観点 日本 EU(EAA)
サイトの改善 環境の整備として努力義務 対象サービスでは法的義務
個別の対応 合理的配慮の提供が義務(2024年4月〜) 要件に支援の窓口も含む
技術の規格 JIS X 8341-3:2016(WCAG 2.0 系) EN 301 549(WCAG 2.1、今後 2.2)
対象の範囲 事業の分野を問わない 6分類の消費者向けサービス
小さな事業者 過重な負担かどうかで判断 サービスの零細企業は免除

努力義務か法的義務かの違いはあっても、作るべきサイトの姿はほぼ同じです。

13. ケースで考える(架空の例)

立場の違う3つの架空のケースで考えます。実在の企業ではありません。

ケースA:デン・ハーグで日本食材の EC を営む従業員6人の会社

売上高は年180万ユーロで、零細企業として EAA のサービスの義務は免除されます。それでもリニューアルの機会に WCAG 2.2 の AA で作ることにしました。使えない顧客を減らすことは売上に直結し、従業員が10人に増えれば対象になるためです。新規のデザインに組み込み、上乗せを抑えています。

ケースB:日本から EU の消費者に越境 EC で販売する従業員40人の会社

従業員が10人以上で零細企業に当たらず、EU の消費者に提供を申し出ているため、対象になり得ます。まず主要な画面を診断し、決済の外部サービスの適合状況を確かめたうえで、WCAG 2.2 の AA を要件に書きました。声明を販売先の言語で用意し、問題が見つかったときの届出の手順も決めています。

ケースC:欧州向けに製品の紹介サイトを持つ日本の機械メーカー

紹介と代理店への問い合わせだけの BtoB のサイトで、通常は対象外と考えられます。ただ、部品の個人向け販売を始める予定があるため、テンプレートだけ WCAG 2.2 の AA で作り、EC を足すときに作り直さずに済むようにしました。

ケース EAA の扱い リニューアルでの判断
A:6人の EC 零細企業として免除 任意で WCAG 2.2 AA。新規デザインに組み込む
B:40人の越境 EC 対象になり得る 診断、外部サービスの確認、声明、届出の手順
C:BtoB の紹介サイト 通常は対象外 将来の EC に備えてテンプレートだけ対応

14. 明日からの手順

リニューアルを考えているなら、次の順に進めると EAA の要件を無理なく取り込めます。

  1. 対象かを確かめる:6分類のどれに当たるか、EU の消費者向けか、零細企業かを、従業員数・売上高・総資産の数字で確かめて記録する
  2. 現状を測る:主要な画面に自動テストをかけ、キーボードで注文まで進めるか試す
  3. 基準を決める:要件書に「WCAG 2.2 レベルAA」と書き、対象ページと凍結するアーカイブを決める
  4. 外部サービスを確かめる:決済・予約・チャットの提供元に、適合状況の資料を出してもらう
  5. 段階ごとに割り振る:第9章の表を、デザイン・実装・コンテンツ・テストの担当者ごとのチェックリストにする
  6. 声明と届出を用意する:声明の下書きを作り、問題が見つかったとき誰が何日以内に届け出るかを決める
  7. 公開後の点検を予約する:月1回の自動テストと、テンプレートを変えたときの手動テストを保守の範囲に入れる

まとめ

  • EAA は2025年6月28日から適用され、EU の消費者向けの EC・銀行・旅客輸送・電子書籍などのサイトが対象です。サイトに移行期間はありません。
  • サービスの零細企業の例外は、従業員10人未満、かつ売上高か総資産のどちらかが200万ユーロ以下です。
  • 日本の会社でも、EU の消費者に提供を申し出ていれば対象になり得ます。オランダでは EC を ACM が監督し、問題があれば自ら届け出ます。
  • EN 301 549 V4.1.1 が WCAG 2.2 を参照したため、これから作り直すなら WCAG 2.2 の AA を要件に書くのが合理的です。
  • 対応はリニューアルの4段階に組み込むと上乗せで済み、30〜60ページの EC で60〜192時間が目安です。
  • 自動テストで拾えるのは半分前後です。手動テストと組み合わせ、オーバーレイ製品には頼らないことが大切です。

参考にした情報源

EU の法令と公式の案内

オランダの法令と監督官庁

技術基準と評価

自動テストとオーバーレイ

日本の制度と規格

いずれも2026年10月27日に確認したものです。法令の運用と規格の状況は変わるため、対応を決める前に公式ページで最新の情報を確かめてください。この記事は法的助言ではありません。

よくある質問

欧州アクセシビリティ法(EAA)はいつから、どんなウェブサイトに適用されますか?
2025年6月28日から、EU の消費者に提供される EC、消費者向けの銀行サービス、航空・バス・鉄道・船の旅客輸送、電子書籍、電子通信、視聴覚メディアへのアクセスなどのサービスに適用されています。ウェブサイトとアプリは、これらのサービスの一部として対象になります。企業の紹介だけのサイトは、通常この6分類に入りません。
従業員が少ない会社は欧州アクセシビリティ法の対象外ですか?
サービスについては、従業員10人未満で、年間売上高か貸借対照表の合計のどちらかが200万ユーロ以下の零細企業が免除されます(指令第4条第5項)。従業員が10人以上なら、売上高にかかわらず対象です。製品を扱う零細企業は要件を免除されず、文書化などの手続きが軽くなるだけです。
日本の会社でも欧州アクセシビリティ法の対象になりますか?
なり得ます。指令はサービス提供者を「EU 市場でサービスを提供する者、または EU の消費者に提供を申し出る者」と定めており、本社の所在地を条件にしていません。日本から EU の消費者に販売する越境 EC などは、零細企業に当たらない限り対象になり得ます。日本の消費者だけに向けたサイトや BtoB だけの取引は対象外と読めます。
欧州アクセシビリティ法では WCAG 2.1 と WCAG 2.2 のどちらに合わせればよいですか?
2026年10月時点で、オランダの監督官庁 ACM は WCAG 2.1 の AA を基準に挙げ、2026年中に WCAG 2.2 の AA へ移る見込みだとしています。WCAG 2.2 を参照する EN 301 549 V4.1.1 が2026年9月に公開されたため、これからリニューアルするなら、最初から WCAG 2.2 の AA で作るのが手戻りの少ない選び方です。
アクセシビリティのオーバーレイ(ウィジェット)を入れれば欧州アクセシビリティ法に対応できますか?
できるとは言えません。欧州障害フォーラム(EDF)と国際アクセシビリティ専門家協会(IAAP)は2023年、オーバーレイはサイトを法令に適合させないとする共同声明を出しました。米国の FTC は2025年、適合をうたった事業者に100万ドルの支払いを命じています。サイトのコードとコンテンツそのものを直す必要があります。
リニューアルでアクセシビリティに対応すると、費用はどのくらい上乗せになりますか?
30〜60ページで EC を含む規模なら、デザイン・実装・コンテンツ・テストと声明の作成で60〜192時間、時間単価€73〜€106で€4,380〜€20,350(1ユーロ176円換算で約77万〜358万円)が DevNJ の目安です。公的な統計ではなく、既存サイトの状態とページ数で大きく変わります。

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