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ホームページをリニューアルすべき10のサイン|測り方・閾値・部分改修で足りる場合の判断基準(2026年)

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ホームページをリニューアルすべき10のサイン|測り方・閾値・部分改修で足りる場合の判断基準(2026年)

「うちのサイト、そろそろ古いかもしれない」。そう感じるきっかけは、たいてい見た目です。競合のサイトが新しくなった、スマホで見たら文字が小さかった、社員から「恥ずかしい」と言われた。

ただ、見た目が古いことは、それだけではリニューアルの理由になりません。逆に、見た目はまだ通用していても、裏側の基盤がサポート切れを迎えている、欧州の規則に合っていないといった理由で、作り直しが避けられない場合もあります。

この記事では、リニューアルを検討すべき10のサインを、それぞれの測り方と閾値つきで整理します。根拠には Google Search Central と web.dev、W3C の WCAG 2.2、欧州アクセシビリティ法、オランダの個人データ保護当局(AP)、HTTP Archive の Web Almanac、WebAIM の調査など、一次情報を使っています。全面リニューアルではなく、部分的な改修で足りる場合の見分け方も書きます。

この記事が主に根拠にした情報

  • Google Search Central のページエクスペリエンス、モバイルファーストインデックス、サイト移転の案内
  • web.dev の Core Web Vitals の閾値と、Vodafone・楽天24 の事例
  • HTTP Archive「Web Almanac 2024」のパフォーマンスとアクセシビリティの章、WebAIM Million 2026
  • W3C の WCAG 2.2、欧州アクセシビリティ法(指令 2019/882)、オランダ AP の Cookie バナーの点検
この記事で分かること 答えの要点
どんなサインがあればリニューアルを考えるか 速度、スマホ、更新、保守、計測、検索、中身、アクセシビリティ、Cookie、多言語の10個(第1章)
それぞれをどう測るか 無料のツールと閾値で測れる。測り方の一覧を第1章の表にまとめた(第2〜11章)
全面リニューアルか部分改修か 当てはまる数と、基盤のサインに当てはまるかで判断(第13章)
費用と期間はどのくらいか 部分改修は数十万円から、作り直しは数百万円からが目安(第14章)
何から始めればよいか 30分の自己診断と、数字を持った相談(第18〜19章)

1. 10のサインと測り方の一覧

「古い」を測れる言葉に置き換える

「古い」という感覚は、人によって指しているものが違います。デザインの流行のことを言う人もいれば、更新のたびに制作会社へ依頼しなければならない不便さを言う人もいます。

判断を誤らないためには、感覚を測れるサインに置き換えることから始めます。次の表は、この記事で扱う10のサインと、それぞれの測り方、リニューアルを考える閾値をまとめたものです。

サイン 測り方(無料) 考え始める閾値
1. スマホで読めない・押しにくい 実機、Lighthouse 文字が16px未満、ボタンが24px四方未満
2. 表示が遅い PageSpeed Insights、Search Console LCP 2.5秒超、INP 200ms超、CLS 0.1超
3. 社内で更新できない 更新にかかる日数を記録 文章の差し替えに外注が必要
4. 保守の期限が切れている サーバーとCMSの版を確認 PHP などのサポートが終了・終了間近
5. 成果が測れない・落ちている GA4、問い合わせ件数 問い合わせを計測していない
6. 検索で見つからない Search Console 主要ページが未登録、表示回数が前年比で大幅減
7. 中身が事業に追いついていない ページの棚卸し 3割以上のページが古い、主力事業のページがない
8. アクセシビリティが足りない WAVE、Lighthouse、キーボード操作 コントラスト不足、代替テキストなし
9. Cookie・法令表示が古い 同意バナーの挙動を確認 同意前に追跡タグが動く
10. 海外の読み手に届かない hreflang、英語ページの構成 英語ページが直訳、言語の切り替えが壊れている

この表のうち、サイン3と4は基盤の問題です。他のサインは、基盤が健全なら部分的な改修で直せることが多いのに対し、この2つは上に何を足しても解消しません。第13章で、この違いを判断にどう使うかを説明します。

先に結論を出さない

注意したいのは、10のサインを「全部当てはまらないと合格しない試験」として使わないことです。目的は、どこから手を付けるべきかの順番を決めることです。

たとえば、表示速度だけが悪く、他は問題ないサイトなら、画像の圧縮やサーバーの見直しで足ります。サイト全体を作り直すと、費用も検索順位の変動も大きくなります。逆に、5つ以上当てはまるのに部分改修を重ねると、直すたびに別の箇所が壊れる状態になりがちです。

2. サイン1:スマホで読めない、押しにくい

Google はスマホ版で評価している

Google は2023年10月、モバイルファーストインデックスへの移行が完了したと発表しました。Google はスマートフォン用のクローラーでサイトを読み、スマホ版の内容を検索の評価に使います。

Google Search Central の案内では、スマホ版にもパソコン版と同じ内容を載せることが求められています。スマホでは本文を省略している、表をスマホで出していない、といったサイトは、省いた部分が評価されない可能性があります。

日本の利用者の側から見ても、スマホは主な入口です。総務省の令和6年通信利用動向調査では、個人がインターネットに使う端末はスマートフォンが74.4%、パソコンが46.8%でした。B2B の担当者でも、移動中に候補を下調べすることは珍しくありません。

測り方と閾値

スマホ対応は、実機で開いてみるのが最も早い確認です。そのうえで、次の基準で数えます。

確認する点 閾値 根拠
本文の文字サイズ 16px 前後以上 拡大しなくても読めるか(一般的な目安)
ボタン・リンクの大きさ 24×24 CSS ピクセル以上 WCAG 2.2 の 2.5.8(AA)
横スクロール 本文で発生しない 画面幅に収まっているか
拡大縮小 禁止していない viewport の user-scalable=no は避ける
内容の差 スマホ版にもパソコン版と同じ本文 Google のモバイルファーストの案内

HTTP Archive の Web Almanac 2024 によると、スマホ向けサイトの約16%が拡大縮小を禁止していました。拡大できないと、小さい文字を読めない人は内容にたどり着けません。

部分改修で足りる場合

テンプレートがレスポンシブ(画面幅に合わせて組み替わる作り)で、文字の大きさやボタンの余白だけが足りないなら、CSS の調整で直せます。パソコン用とスマホ用で別々のサイトを持っている、表やメニューがスマホで崩れて直せない、といった場合は、作りそのものを見直す段階です。

3. サイン2:表示が遅い

Core Web Vitals の3つの閾値

表示速度は、Google が定める Core Web Vitals で測ります。実際の利用者のデータの 75パーセンタイル(遅いほうから4分の1の利用者の体験)が基準を満たしているかを見ます。INP は2024年に、それまでの FID に代わって正式な指標になりました。

本文の下に、3つの指標の閾値を帯で示します。

LCP は2.5秒以下が良好、4.0秒を超えると不良。INP は200ミリ秒以下が良好、500ミリ秒を超えると不良。CLS は0.1以下が良好、0.25を超えると不良。いずれも利用者の75パーセンタイルで判定する。 LCP 良好 要改善 不良 2.5秒 4.0秒 INP 良好 要改善 不良 200ms 500ms CLS 良好 要改善 不良 0.1 0.25 利用者の75パーセンタイルで判定
図1:Core Web Vitals の閾値。帯の長さは値の大きさではなく区分を表します(出典:web.dev「Web Vitals」、2026年10月21日確認)
指標 何を測るか 良好 不良
LCP(Largest Contentful Paint) 主要な内容が表示されるまでの時間 2.5秒以下 4.0秒超
INP(Interaction to Next Paint) クリックやタップへの反応の速さ 200ミリ秒以下 500ミリ秒超
CLS(Cumulative Layout Shift) 読み込み中のレイアウトのずれ 0.1以下 0.25超

3つすべてが「良好」なら、速度はリニューアルの理由になりません。1つでも「不良」があれば、原因を特定する価値があります。

世の中のサイトの半分以上は、まだ合格していない

速度が悪いのは珍しいことではありません。Web Almanac 2024 によると、3指標すべてで良好だったのはスマホで43%、パソコンで54%でした。

3指標すべて良好はスマホで43パーセント、パソコンで54パーセント。スマホの指標別では、LCP 良好が59パーセント、INP 良好が74パーセント、CLS 良好が79パーセント。 3指標すべて良好(スマホ) 43% 3指標すべて良好(パソコン) 54% LCP 良好(スマホ) 59% INP 良好(スマホ) 74% CLS 良好(スマホ) 79% 最も落ちやすいのは LCP(読み込みの速さ)
図2:Core Web Vitals で良好と判定されたサイトの割合(出典:HTTP Archive「Web Almanac 2024」Performance、2026年10月21日確認)

スマホで最も落ちやすいのは LCP(59%)です。大きすぎるトップ画像、遅いサーバー、読み込みを止めるスクリプトが主な原因になります。

速度は成果につながる

速度を直す価値は、検索順位だけではありません。web.dev が公開している事例では、Vodafone(イタリア)が LCP を31%改善した A/B テストで、売上が8%増えました。日本の 楽天24 では、Core Web Vitals を改善したページで訪問者あたりの売上が53.37%、コンバージョン率が33.13%上がったと報告されています。

一方で、Google はページエクスペリエンスについて「単一のシグナルはない」と説明しています。Core Web Vitals が良好でも順位が保証されるわけではありません。速度は、利用者が離れない状態を作るための条件と考えるのが正確です。

部分改修で足りる場合

原因が画像の大きさや一部のスクリプトなら、部分改修で直ります。テーマやプラグインを重ねた結果、どこを直しても速くならない、ページビルダーが大量のコードを出力している、といった場合は、作り直しのほうが早く確実です。

4. サイン3:社内で更新できない

更新の遅さは、機会の損失になる

10のサインのうち、事業への影響が見えにくいのに大きいのがこれです。お知らせを1本載せるのに制作会社への依頼が必要で、反映まで1週間かかる。採用ページの募集要項を直すのに見積もりが出る。こうした状態では、サイトは事業の変化に置いていかれます。

測り方は単純です。直近3か月の更新について、依頼から公開までの日数と、誰が作業したかを記録します。

状態 判断
担当者が当日中に文章と画像を差し替えられる 問題なし
文章は直せるが、新しいページを作るには外注が必要 部分改修(ページの型を増やす)で足りることが多い
文章の差し替えにも外注が必要 基盤の見直しを検討
誰も管理画面にログインできない、管理者が分からない 至急。保守の問題も併発していることが多い

よくある原因

原因は、CMS(コンテンツ管理システム)が入っていない静的なサイト、管理画面はあるが独自に作り込まれて誰も触れない、ページビルダーで作った結果1か所を直すとレイアウトが崩れる、の3つが多くを占めます。

特に3つ目は、作った直後には問題が見えません。運用を始めてから「触るのが怖いサイト」になるのが典型的な経過です。リニューアルでは、デザインより先に誰が・何を・どの頻度で更新するかを決め、それに合った仕組みを選びます。

5. サイン4:保守とセキュリティの期限が切れている

ソフトウェアにはサポート期限がある

サイトを動かすソフトウェアには、それぞれサポート期限があります。期限が過ぎると、脆弱性が見つかっても修正が提供されません。

WordPress を例にとると、WordPress.org はPHP 8.3 以上を推奨しています。PHP の公式サイトによると、PHP 8.2 のセキュリティサポートは2026年12月31日で終了し、PHP 8.1 はすでに2025年12月31日で終了しました。

PHP の版 通常のサポート セキュリティサポート
8.1 2023年12月31日まで(終了) 2025年12月31日まで(終了)
8.2 2024年12月31日まで(終了) 2026年12月31日まで
8.3 2025年12月31日まで(終了) 2027年12月31日まで
8.4 2026年12月31日まで 2028年12月31日まで

PHP の版を上げると、古いテーマやプラグインが動かなくなることがあります。版を上げられないこと自体が、作り直しのサインです。

HTTPS も「当たり前」から「前提」へ

Google は2025年10月、Chrome 154(2026年10月)から「常に安全な接続を使用する」を既定で有効にすると発表しました。HTTPS に対応していない公開サイトを初めて開くとき、Chrome は利用者に確認を求めます。

HTTPS に未対応のサイトは今では少数ですが、一部のページや画像だけが HTTP のままというサイトは残っています。証明書の更新が手作業で、期限切れを何度か起こしているなら、保守の体制ごと見直す時期です。

確認する手順

  1. 管理画面かサーバーの管理パネルで、CMS・PHP・データベースの版を確認する
  2. テーマとプラグインの最終更新日を確認する(1年以上更新されていないものは要注意)
  3. 誰が更新とバックアップを担当しているか、契約書か運用記録で確認する
  4. HTTPS の証明書が自動更新になっているか確認する

6. サイン5:成果が測れない、または落ちている

計測が止まっていないか

成果を判断するには、計測が動いていることが前提です。Google の旧来のアクセス解析(ユニバーサルアナリティクス)は2023年7月1日に計測を停止し、2024年7月からはデータにもアクセスできなくなりました。それ以来、GA4 に移行していないサイトは何も計測していないことになります。

GA4 に移行していても、問い合わせの送信を「キーイベント」として設定していないサイトは多くあります。訪問者数は分かっても、何人が問い合わせたのかが分からなければ、リニューアルの前後を比べられません。

測り方と閾値

見る数字 どこで見るか 考え始める状態
問い合わせ件数 GA4 のキーイベント、フォームの受信記録 計測していない、または前年同期比で3割以上の減少が続く
問い合わせ率 問い合わせ件数 ÷ 訪問数 主要ページからの問い合わせがほぼゼロ
問い合わせの質 営業の記録 対象外の問い合わせが大半
離脱の多いページ GA4 のページ別レポート 料金・サービスのページで離脱が多い

数字が落ちているとき、原因はサイトの外にあることもあります。市場の変化、広告予算の削減、季節要因です。サイトのせいかどうかを切り分けてからリニューアルを決めます。

問い合わせの導線そのものの設計は、日本とヨーロッパで、B2Bサイトの問い合わせ導線はここまで違うで詳しく扱っています。

7. サイン6:検索で見つからなくなった

Search Console で見る3つの数字

検索からの集客は、Google Search Console で確認します。見るのは次の3つです。

見る数字 Search Console の場所 考え始める状態
登録されているページ ページのインデックス登録 サービスなど主要ページが「未登録」
表示回数とクリック数 検索パフォーマンス 前年同期比で大きく減り、回復しない
ウェブに関する主な指標 エクスペリエンス 「不良」の URL が多い

リニューアルで直るもの、直らないもの

検索で見つからない原因が、ページの構造(見出しがない、スマホ版に本文がない、同じ内容のページが乱立している)にあるなら、リニューアルで直ります。

一方、検索される内容のページがそもそもない場合は、作り直しではなくページを書き足すことが先です。見た目を新しくしても、検索で答えるべき中身がなければ順位は上がりません。

リニューアル自体が順位を下げることもある

注意したいのは、リニューアルが検索の評価を一時的に下げることもある点です。Google のサイト移転の案内は、URL を変える場合、一時的な順位の変動を想定するよう書いています。

旧 URL から新 URL へは、サーバー側の301か308の恒久的なリダイレクトを設定し、一般に少なくとも1年は維持することが推奨されています。内部リンクも新しい URL に書き換えます。URL を変えずに済むなら、変えないのが最も安全です。

8. サイン7:中身が事業に追いついていない

見た目は信頼の入口になる

スタンフォード大学の研究チームが2002年に発表したウェブの信頼性の調査では、参加者がサイトの信頼性について述べたコメントのうち、46.1%がデザインや見た目に触れていました。20年以上前の調査ですが、見た目が信頼の入口になるという傾向は、制作の現場でも変わらず感じます。

ただし、ここで問題にしたいのは見た目より中身のずれです。主力になった事業のページがない、やめたサービスが載っている、担当者が退職している、価格が数年前のまま。こうしたずれは、訪問者に「このサイトは手入れされていない」と伝えます。

棚卸しの方法

ページの棚卸しは、表計算ソフトに全ページを並べて、各ページに「残す・直す・統合する・消す」の判定を付けて行います。

判定 基準 例
残す 内容が正確で、検索や問い合わせに寄与している 主力サービスの説明
直す 内容は必要だが情報が古い 価格、担当者、実績
統合する 似た内容のページが複数ある 年度ごとに分かれた同じお知らせ
消す 事業と関係がなく、アクセスもない 終了したキャンペーン

直す・消すの判定が全ページの3割を超えるなら、ページ構成そのものを見直す段階です。3割未満なら、該当ページを直すだけで足ります。消すページのうち外部からリンクされているものは、関連ページへリダイレクトします。

9. サイン8:アクセシビリティの基準を満たしていない

基準は WCAG 2.2 の AA

ウェブのアクセシビリティ(障害のある人を含め、誰もが使えること)の国際的な基準は、W3C の WCAG 2.2 です。2023年10月に勧告となり、2024年12月に改訂版が出ています。2.1 から新たに9つの達成基準が加わりました。

中小企業のサイトで実務上の目標になるのは、レベル AA です。代表的な基準を挙げます。

達成基準 内容 レベル
1.4.3 コントラスト(最低限) 文字と背景のコントラスト比 4.5:1 以上(大きな文字は 3:1) AA
1.1.1 非テキストコンテンツ 画像に代替テキストを付ける A
2.5.8 ターゲットのサイズ(最低限) 押せる部分は 24×24 CSS ピクセル以上 AA(2.2 で追加)
2.4.11 フォーカスが隠されない キーボード操作中の位置が隠れない AA(2.2 で追加)
3.3.8 アクセシブルな認証 パズルや記憶に頼らないログイン AA(2.2 で追加)

世の中のサイトの大半は満たしていない

WebAIM が2026年2月に上位100万サイトのトップページを調べた結果では、95.9%で WCAG の不適合が自動検出されました。1ページあたりの平均は56.1件です。最も多かったのはコントラスト不足(83.9%)で、代替テキストの欠落(53.1%)、フォームのラベルの欠落(51%)が続きます。

自社のサイトで同じ項目に当てはまっても、珍しいことではありません。ただし、自動検出で拾えるのは問題の一部です。キーボードだけで問い合わせまで進めるかは、手で確かめる必要があります。

法律の側も動いている

EU では欧州アクセシビリティ法(EAA、指令 2019/882)が2025年6月28日から適用されています。オンライン販売などの消費者向けサービスが対象です。オランダでは、電子商取引のサービスについては ACM(Autoriteit Consument & Markt、アウトリテイト・コンシュメント・エン・マルクト、消費者・市場庁)が窓口になっています。

従業員10人未満、かつ年間売上高または貸借対照表の合計が200万ユーロ以下の零細事業者が提供するサービスは対象外です。B2B だけのサイトも、多くは対象外になります。

日本では、改正障害者差別解消法が2024年4月1日に施行され、事業者による「合理的配慮の提供」が努力義務から義務になりました。ウェブサイトの基準を直接定める法律ではありませんが、ウェブアクセシビリティの日本の規格 JIS X 8341-3 とあわせて、対応を考える理由になります。

項目 日本 EU(オランダ)
主な法令 障害者差別解消法(2024年4月改正施行) 欧州アクセシビリティ法(2025年6月適用)
ウェブの規格 JIS X 8341-3(WCAG 2.0 相当) EN 301 549(WCAG 2.1 AA 相当)
民間サイトへの義務 合理的配慮の提供(個別の求めへの対応) 対象サービスは要件を満たす義務
対象外 — 零細事業者のサービス、B2B のみのサービスなど

10. サイン9:Cookie と法令表示が今の規則に合っていない

オランダ AP は Cookie バナーを点検している

欧州向けのサイトで、ここ1〜2年で最も状況が変わったのがこのサインです。オランダの個人データ保護当局 AP(Autoriteit Persoonsgegevens、アウトリテイト・ペルスーンスへへーフェンス)は、2025年4月から、国内のサイトが追跡用 Cookie の同意を正しく取っているかを体系的に点検しています。

AP の発表によると、1万サイトの Cookie バナーを自動で調べ、200を超えるサイトに警告を送り、約4分の3が修正しました。修正しない組織には、制裁を含む措置に進むとしています。過去には、同意の選択肢があらかじめチェックされていたとして、Kruidvat.nl の運営会社に60万ユーロの制裁金が科された例もあります。

測り方

ブラウザのシークレットウィンドウでサイトを開き、何も押さずに開発者ツールで Cookie と通信を確認します。

確認する点 問題のある状態
同意前の Cookie 何も押していないのに広告・追跡用の Cookie が置かれる
拒否のボタン 最初の画面になく、設定画面の奥にしかない
初期値 同意のチェックがあらかじめ入っている
見た目 「同意する」だけが目立ち、拒否が薄い文字
撤回 一度同意すると変更する手段がない

GDPR(EU 一般データ保護規則)の違反には、最大2,000万ユーロか全世界売上高の4%の高いほうの制裁金が定められています。中小企業にこの上限が科されることは考えにくいものの、警告を受けてから直すより、先に直すほうが安く済みます。

日本向けのサイトでも

日本では、2023年6月16日に改正電気通信事業法の外部送信規律が施行されました。対象はニュースサイトや SNS、検索サービスなどで、自社商品の販売サイトは対象外とされていますが、情報を発信する媒体型のサイトでは、外部に送信される利用者情報の公表などが必要になります。

Cookie の規則は、問い合わせ導線の記事でも扱っています。B2B サイトで求められる表示(KvK番号など)を含めて確認したい場合は、問い合わせ導線の記事の第8〜9章を参照してください。

11. サイン10:海外の読み手に届かない

言語の切り替えが壊れていないか

日本と欧州の両方で事業をする会社のサイトでは、多言語の作りが判断材料になります。確認するのは、言語の切り替えが同じ内容のページに飛ぶか、検索エンジンに言語の対応関係を伝えているかの2点です。

Google は、同じ内容の別の言語版があるとき、hreflang で対応関係を示すよう案内しています。英語ページから日本語ページへ、日本語ページから英語ページへ、お互いを指し示す必要があります。

確認する点 問題のある状態
言語の切り替え 切り替えるとトップページに戻る
hreflang 設定がない、または片方からしか指していない
英語ページの中身 日本語ページの直訳で、価格や結論が後ろにある
更新の連動 日本語だけ更新され、英語が数年前のまま

翻訳ではなく構成の問題

英語ページが直訳になっている場合、問題は言語ではなく構成にあります。日本向けのページは順を追って丁寧に説明する構成が多く、欧州の読み手は結論と価格帯を先に探します。この違いは、問い合わせ導線の記事で詳しく比較しています。

多言語のサイトは、片方の言語だけが更新される状態に陥りやすいものです。2言語で同じ更新を続けられる仕組みがないなら、それ自体がサイン3(社内で更新できない)の一種と考えてください。

12. 期限で見る:ここ数年で変わったこと

外から決まる期限

10のサインのうちいくつかは、サイトの側ではなく外から期限が決まります。検索エンジン、ブラウザ、法令、ソフトウェアのサポートです。

ここ数年の主な変化を時系列で並べると、次のようになります。数年前に作ったサイトは、これらの変化を前提にしていない可能性があります。

2023年6月に日本の外部送信規律が施行、2023年7月にユニバーサルアナリティクスが計測停止、2023年10月にモバイルファーストインデックスの移行完了、2024年4月に日本で合理的配慮が義務化、2025年6月に欧州アクセシビリティ法が適用、2026年10月に Chrome 154 で HTTPS が既定に、2026年12月に PHP 8.2 のサポートが終了。 2023.06 外部送信規律の施行 日本・電気通信事業法 2023.07 旧アナリティクスが計測停止 GA4 への移行が必要 2023.10 モバイルファーストの移行完了 スマホ版で評価 2024.04 合理的配慮の義務化 日本・障害者差別解消法 2025.06 欧州アクセシビリティ法の適用 EU の消費者向けサービス 2026.10 Chrome 154 で HTTPS が既定に HTTP のサイトは確認画面 2026.12 PHP 8.2 のサポート終了 セキュリティ修正も終了
図3:サイトに影響した主な変化(出典:総務省、Google Analytics ヘルプ、Google Search Central、内閣府、EUR-Lex、Google Online Security Blog、php.net。2026年10月21日確認)
時期 変化 関係するサイン
2023年6月 日本で外部送信規律が施行 サイン9
2023年7月 ユニバーサルアナリティクスが計測停止 サイン5
2023年10月 モバイルファーストインデックスの移行完了 サイン1
2024年4月 日本で事業者の合理的配慮が義務化 サイン8
2025年6月 欧州アクセシビリティ法の適用開始 サイン8
2026年10月 Chrome 154 で HTTPS 優先が既定に サイン4
2026年12月 PHP 8.2 のセキュリティサポート終了 サイン4

2022年以前に作られ、その後大きな手入れをしていないサイトは、この表のほぼすべての変化を経験していることになります。1つずつ対応済みか確認するだけでも、リニューアルの範囲が見えてきます。

13. 何個当てはまったら全面リニューアルか

数と種類で判断する

10のサインを確認したら、当てはまる数を数えます。目安は次のとおりです。

当てはまるサインが0から2個なら部分改修、3から5個なら段階的な改修、6個以上なら全面リニューアル。ただしサイン3と4は1つでも基盤の見直しを検討する。 0〜2個 3〜5個 6個以上 部分改修 段階的な改修 全面リニューアル サイン3・4は1つでも基盤から見直す 目安であり、影響の大きさで前後する
図4:当てはまるサインの数と、対応の目安(DevNJ の整理。統計にもとづく基準ではありません)

数だけでなく、どのサインかも見ます。サイン3(社内で更新できない)とサイン4(保守の期限が切れている)は、基盤の問題です。この2つのどちらかに当てはまれば、他のサインが少なくても、基盤から作り直すほうが結果として安く済むことが多くなります。

部分改修・段階的な改修・全面リニューアルの違い

対応 範囲 期間の目安 向いている状態
部分改修 画像・CSS・一部ページ・設定 数日〜1か月 基盤は健全、問題が局所的
段階的な改修 優先度順に数か月かけて直す 2〜6か月 基盤は使えるが、複数の問題がある
全面リニューアル 構成・デザイン・CMS・URL を見直す 3〜6か月以上 基盤に問題、または問題が全体に及ぶ

段階的な改修は、直す順番が大切です。一般には、法令と保守(サイン4・9)を先に、次に計測(サイン5)、その後に速度・スマホ・中身へ進みます。計測を先に整えると、後の改修の効果を数字で確かめられます。

リニューアルでは直らないこと

全面リニューアルをしても、中身を書く人がいない、更新の担当が決まっていないという問題は直りません。新しいサイトも数年後には同じ状態に戻ります。リニューアルの計画には、公開後の運用体制(誰が、何を、どの頻度で)を必ず含めてください。

14. 費用の幅と期間

公的な相場はない

リニューアルの費用について、公的な統計はありません。制作会社ごと、国ごとに幅が大きく、同じ「20ページの企業サイト」でも、デザインの作り込み、原稿を誰が書くか、多言語かどうかで数倍の差が出ます。

以下は、範囲の違いによって費用がどう変わるかを示すためのおおまかな目安です。日本と欧州では人件費の水準が違うため、円とユーロは換算ではなく、それぞれの市場の目安として並べています。

範囲 日本の目安(円) 欧州の目安(€) 期間
部分改修(速度・スマホ・一部ページ) 10万〜80万 1,000〜5,000 数日〜1か月
小規模の作り直し(〜20ページ、1言語) 80万〜250万 5,000〜15,000 2〜3か月
中規模(20〜100ページ、2言語) 250万〜600万 15,000〜40,000 3〜6か月
大規模(機能・会員・EC を含む) 600万〜 40,000〜 6か月〜

見積もりに入っているかを確かめる項目

費用の比較で大事なのは、金額そのものより何が含まれているかです。安い見積もりは、次の項目が抜けていることがあります。

項目 抜けていると起きること
旧 URL からのリダイレクト設定 検索の評価と外部リンクを失う
原稿の作成・移行 社内で全ページの原稿を用意することになる
計測の設定(GA4・キーイベント) リニューアルの効果を測れない
Cookie の同意管理 公開後に規則違反を指摘される
アクセシビリティの確認 公開後に作り直しが必要になる
公開後の保守 更新とバックアップが止まる

見積もりを比べるときは、同じ範囲で複数社に依頼するのが基本です。この記事の第1章の表と、自己診断の結果を渡すと、範囲を揃えやすくなります。

補助金を使える場合もある

日本では、小規模事業者持続化補助金などで、ウェブサイトに関わる費用が補助の対象になる場合があります。ただし、ウェブサイト関連の費用には上限が設けられ、単独では申請できないなどの条件があります。公募ごとに条件が変わるため、申請前に最新の公募要領で確認してください。

15. リニューアルで失敗する典型例

失敗の多くは、計画の段階で起きている

リニューアルの失敗は、デザインや技術より、計画と移行の段階で起きることが多いものです。制作の現場でよく見る例を挙げます。

失敗例 何が起きるか 防ぎ方
URL を全部変え、リダイレクトしない 検索からの流入が大きく落ちる 旧 URL の一覧を作り、1対1で301を設定
計測を公開後に設定する 前後の比較ができない リニューアル前に計測を整え、数字を残す
見た目だけを新しくする 数字が変わらない サインを測ってから範囲を決める
原稿を最後に用意する 公開が数か月遅れる 原稿の担当と期限を最初に決める
スマホで確認しない 主な利用者に使いにくい 実機で確認する工程を入れる
英語版を後回しにする 片方の言語だけ新しくなる 2言語を同時に設計する

「全部作り直せば解決する」という誤解

もう1つよくあるのが、すべてのサインを一度に解決しようとして、範囲が膨らみすぎることです。期間が延び、途中で担当者が替わり、公開時には要件が古くなっている。範囲を絞り、公開後に段階的に足すほうが、結果として早く確実です。

16. ケースで考える(架空の例)

以下は、判断の進め方を示すための架空の例です。実在の企業ではありません。

ケースA:日本の製造業、7年前に作った企業サイト

7年前に作った20ページほどのサイトで、ページビルダーで構築されています。自己診断の結果、当てはまったのはサイン2(LCP 4.8秒)、サイン3(文章の差し替えも外注)、サイン4(PHP 8.1)、サイン5(GA4 未移行)、サイン7(主力製品のページがない)の5つでした。

数だけ見れば「段階的な改修」ですが、サイン3と4の両方に当てはまります。PHP を上げるとページビルダーが動かない可能性が高く、部分改修を重ねても費用がかさみます。このケースでは、全面リニューアルを選び、URL はできる限り維持する判断が妥当です。

ケースB:オランダの日系サービス会社、3年前に作った2言語サイト

3年前に作った日英2言語のサイトで、CMS は最新の版に保たれています。当てはまったのはサイン9(同意前に広告タグが動く)とサイン10(言語切り替えでトップに戻る)の2つでした。

基盤は健全なので、部分改修で足ります。Cookie の同意管理を設定し直し、hreflang と言語切り替えを修正すれば、1か月以内に対応できます。

ケースC:EU に通販をする日本の小売業

日本から EU の消費者に向けて通販をしており、従業員は30人です。速度とスマホ対応は良好ですが、サイン8(コントラスト不足、フォームのラベルなし)とサイン9に当てはまりました。

零細事業者には当たらないため、欧州アクセシビリティ法の対象になる可能性が高いケースです。デザインを大きく変えずに、色・フォーム・キーボード操作の改修を段階的に行うのが現実的です。

ケース 当てはまったサイン 判断
A:日本の製造業 2・3・4・5・7(5個、基盤あり) 全面リニューアル(URL は維持)
B:オランダの日系サービス会社 9・10(2個) 部分改修
C:EU に通販する日本の小売業 8・9(2個、法令の影響大) 段階的な改修(アクセシビリティ優先)

17. 日本と欧州で判断が変わるところ

同じサインでも、重みが違う

10のサインは日本でも欧州でも同じですが、どれを優先するかは市場によって変わります。特に、法令に関わるサインの重みが違います。

サイン 日本向けサイト 欧州向けサイト
8. アクセシビリティ 合理的配慮の義務化で重要度が上がった 消費者向けサービスは EAA の要件
9. Cookie・法令表示 外部送信規律(媒体型サイト)、プライバシーポリシー AP が点検。同意前の追跡は違反になり得る
10. 多言語 海外向けがなければ影響は小さい 英語は前提。国によって現地語も
7. 中身 会社概要の表・沿革が信頼の材料 担当者・実績・価格帯が判断の材料

日本と欧州の両方に向けたサイトでは、厳しいほうの基準に合わせて作るのが結果として効率的です。欧州の Cookie とアクセシビリティの基準を満たしておけば、日本向けでも困ることはありません。

18. 明日やること:30分の自己診断

手順

リニューアルを決める前に、次の手順で現状を数字にします。合計30分ほどで終わります。

  1. スマホで開く(5分):自社のトップページ、サービスページ、問い合わせフォームを実機で開き、拡大せずに読めるか、指で押せるかを確かめる
  2. PageSpeed Insights で測る(5分):主要3ページの URL を入れ、LCP・INP・CLS を記録する
  3. Search Console を見る(5分):インデックス登録の「未登録」と、検索パフォーマンスの前年比を確認する
  4. GA4 を見る(5分):問い合わせがキーイベントとして記録されているか確認する
  5. 管理画面を見る(5分):CMS・PHP の版と、プラグインの最終更新日を確認する
  6. Cookie を確かめる(5分):シークレットウィンドウで開き、拒否のボタンが最初の画面にあるかを確かめる

結果をまとめる

結果は、第1章の表に「当てはまる・当てはまらない」と数字を書き込む形でまとめます。この表は、制作会社に相談するときにそのまま渡せます。数字を持って相談すると、提案と見積もりの範囲が揃い、比較しやすくなります。

19. チェックリスト

スマホ・速度

  • スマホで拡大せずに本文が読める
  • ボタンとリンクが 24×24 CSS ピクセル以上ある
  • LCP 2.5秒以下、INP 200ミリ秒以下、CLS 0.1以下

更新・保守

  • 担当者が当日中に文章と画像を差し替えられる
  • CMS と PHP がサポート期間内の版である
  • HTTPS の証明書が自動更新されている
  • バックアップの担当と頻度が決まっている

計測・検索・中身

  • GA4 で問い合わせをキーイベントとして計測している
  • 主要ページが Search Console で登録済み
  • 古いページが全体の3割未満

法令・多言語

  • 文字のコントラスト比が 4.5:1 以上ある
  • キーボードだけで問い合わせまで進める
  • 同意前に広告・追跡用の Cookie が置かれない
  • 拒否のボタンが最初の画面にある
  • 言語の切り替えが同じ内容のページに飛び、hreflang が双方向に設定されている

まとめ

  • リニューアルの判断は、年数や見た目ではなく、測れる10のサインで行う
  • 当てはまるのが0〜2個なら部分改修、3〜5個なら段階的な改修、6個以上なら全面リニューアルが目安
  • サイン3(社内で更新できない)と4(保守の期限切れ)は基盤の問題で、1つでも当てはまれば作り直しを検討する
  • 速度は Core Web Vitals(LCP 2.5秒・INP 200ミリ秒・CLS 0.1)で測る。スマホで全指標に合格しているサイトは43%
  • アクセシビリティは WCAG 2.2 の AA が目標。EU では2025年6月から欧州アクセシビリティ法が適用され、日本でも合理的配慮が義務化された
  • オランダの AP は2025年4月から Cookie バナーを点検している。同意前の追跡は真っ先に直す
  • URL を変えるなら、301リダイレクトを少なくとも1年維持する。費用の比較は、範囲を揃えた複数の見積もりで行う

参考にした情報源

検索・速度(Google)

調査・統計

ソフトウェアの保守

アクセシビリティ

Cookie・個人情報

いずれも2026年10月21日に確認したものです。法令の要件は事業の形態によって異なり、ツールの仕様も変わるため、対応の前に最新の案内を確認してください。第13章の判断の目安と第14章の費用の幅は、統計ではなく制作の現場での整理にもとづくものです。

よくある質問

ホームページのリニューアルは何年ごとに行うべきですか?
年数で決める必要はありません。目安としてよく「3〜5年」と言われますが、判断の基準になるのは年数ではなく、表示速度、スマホでの使いやすさ、自社で更新できるか、基盤のサポート期限といった測れるサインです。10のサインのうち当てはまる数と種類で判断してください。
リニューアルが必要か、部分的な改修で足りるかはどう見分けますか?
当てはまるサインが0〜2個で、CMS やサーバーなどの基盤に問題がなければ部分改修で足ります。3〜5個なら優先度の高いものから段階的に直します。6個以上、または「社内で更新できない」「基盤のサポートが切れている」に当てはまる場合は、全面リニューアルを検討する段階です。
表示速度が遅いかどうかは、何を基準に判断すればよいですか?
Google が示す Core Web Vitals の閾値を使います。実際の利用者の75パーセンタイルで、LCP(主要な内容が表示されるまで)2.5秒以下、INP(操作への反応)200ミリ秒以下、CLS(レイアウトのずれ)0.1以下なら良好です。PageSpeed Insights や Search Console で無料で確認できます。
リニューアルすると検索順位は下がりますか?
URL を変える場合は、一時的な変動が起こり得ると Google 自身が案内しています。旧 URL から新 URL へ301などの恒久的なリダイレクトを設定し、少なくとも1年は維持すること、内部リンクを新 URL に書き換えることで、評価の引き継ぎを助けられます。
欧州アクセシビリティ法は、日本の会社のサイトにも関係しますか?
EU の消費者に向けてオンライン販売などのサービスを提供していれば、日本の会社でも対象になり得ます。2025年6月28日から適用されています。従業員10人未満かつ年間売上高または貸借対照表の合計が200万ユーロ以下の零細事業者が提供するサービスは対象外です。
リニューアルの費用はどのくらいかかりますか?
規模と範囲で大きく変わります。部分的な改修なら数十万円(数千ユーロ)程度から、20ページ前後の企業サイトの作り直しで数百万円(1万ユーロ前後)から、多言語や機能を伴う中規模サイトではその数倍になることもあります。公的な相場統計はないため、範囲を揃えた複数の見積もりで比べてください。

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