DevNJ Make your business ease
コラム /

ホームページ運用は代行・内製・自動化のどれがよいか|費用・工数・リスクを3年総額で比べる判断基準(2026年)

コラム › サイト運用

ホームページ運用は代行・内製・自動化のどれがよいか|費用・工数・リスクを3年総額で比べる判断基準(2026年)

ホームページの運用に手が回らなくなったとき、選べるやり方は大きく3つあります。制作会社やフリーランスに任せる(運用代行)、社内の誰かが持つ(内製)、仕組みに任せる(自動化)です。

相談を受けていると、この3つのうち1つを選ぶ前提で話が始まることが多いと感じます。けれども実際には、作業ごとに3つを使い分けたほうが、費用もリスクも下がる場合がほとんどです。問題は、どの作業をどこに置くかを決める材料が、手元にないことです。

この記事では、運用代行・内製・自動化を費用・工数・リスクの3つの軸で比べ、組み合わせ方を判断する方法を整理します。費用は、日本の賃金構造基本統計調査、EU統計局(Eurostat)とオランダ中央統計局(CBS)の人件費統計、オランダの制作会社・フリーランスの単価調査をもとに、円とユーロの両方で試算しました。

この記事が主に根拠にした情報

  • 厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」(2026年3月公表)と「令和3年 就労条件総合調査」(労働費用)
  • Eurostat「EU hourly labour costs ranged from €12 to €57 in 2025」(2026年3月31日)と CBS の人件費統計(2025年10月)
  • オランダの単価調査:Knab、Freelance.nl、Simplicate「Benchmark report Agencies Q4 2025」
  • Google Search Central「Do you need an SEO?」、GDPR 第28条、個人情報保護法第25条とガイドライン(通則編)
  • オランダ税務当局(Belastingdienst)の偽装自営の取り締まり方針、IPA「DX動向2025」
この記事で分かること 答えの要点
3つのやり方の違いは 誰が作業し、誰が判断し、誰が責任を持つかが違う(第2章)
工数はどう見積もるか 6領域に分けて月の時間を出し、習熟度で補正する(第3章)
費用はどう比べるか 時間単価をそろえ、3年総額で比べる(第4〜5章)
費用に出ないものは 退職・休暇・修正の速さ・知識の偏り・乗り換えにくさ(第6章)
どう組み合わせるか 定型は自動化、技術判断は外部、中身は社内(第10章)
何から始めるか 4つの手順とチェックリスト(第13章・第16章)

1. いま何が起きているか:人の時間が高くなり、選択肢が増えた

まず、運用のやり方を選ぶ前提になっている数字を確認します。この数年で大きく動いたのは、人の時間の値段と、自動化できる範囲の2つです。

日本:一般労働者の賃金は月34万600円で過去最高

厚生労働省の「令和7年 賃金構造基本統計調査」(2026年3月公表、2025年6月分の賃金)では、一般労働者(短時間労働者以外)の賃金は男女計で月34万600円、前年比3.1%増で、過去最高でした。

ここでいう賃金は、毎月決まって支払われる所定内給与で、賞与や残業代は含みません。会社が負担する費用は、これに社会保険料などが加わります。同じく厚生労働省の「令和3年 就労条件総合調査」では、常用労働者1人1か月あたりの労働費用総額は408,140円で、そのうち現金給与以外(法定福利費、退職給付、教育訓練など)が73,296円、約18%でした。

オランダとEU:1時間あたり€47.9、EUで3番目に高い

Eurostat が2026年3月31日に公表した集計では、2025年の1時間あたりの人件費(賃金と、それ以外の費用の合計)は、EU平均で€34.9、ユーロ圏で€38.2でした。オランダは€47.9で、ルクセンブルク(€56.8)、デンマーク(€51.7)に次いでEUで3番目に高い水準です。

オランダ中央統計局(CBS)は、2024年の1労働時間あたりの人件費を€45.0(前年€42.5から6.0%増、暫定値)と発表しています。業種別では、情報・通信が前年から4.9%増え、2014〜2024年の10年間では41.8%増と、行政に次いで2番目に大きな伸びでした。

人が足りない:日本企業の85.1%がDX人材の不足を挙げる

情報処理推進機構(IPA)の「DX動向2025」をもとにしたディスカッション・ペーパー(2025年10月)は、日本企業の85.1%がDXを推進する人材の不足を挙げているとまとめています。米国・ドイツと比べて著しく高い水準です。

サイト運用にあてはめると、「社内で持ちたいが、持てる人がいない」という状況が多くの会社で起きているということです。内製を選ぶときは、費用より先に、人を確保できるかを確かめる必要があります。

更新を止められない:WordPress の脆弱性は1年で11,334件

Patchstack の報告では、2025年に WordPress の周辺で新たに見つかった脆弱性は11,334件で、前年から42%増えました。その91%がプラグインです。集中的に悪用された脆弱性では、最初の悪用までの時間の中央値が5時間とされています。

更新を誰がいつ見るかは、運用のやり方を決めるうえで外せない論点です。「月に1回まとめて見る」体制では、間に合わない更新があるからです。

次の図は、この記事で使う時間単価を、ユーロにそろえて並べたものです。

1時間あたりの費用をユーロで比べると、日本の社内の人件費が17ユーロ、オランダの社内が48ユーロ、日本の外注の仮定が57ユーロ、オランダのフリーランスが73ユーロ、オランダの制作会社の平均が106ユーロ。 日本・社内 €17 NL・社内 €48 日本・外注 €57 NL・個人 €73 NL・制作会社 €106 橙=社内の人件費/灰=外注の単価。日本は1ユーロ175円で換算
図1:運用作業1時間あたりの費用(出典:厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査と令和3年就労条件総合調査から DevNJ が算出、Eurostat、Knab、Simplicate。日本の外注単価は DevNJ の仮定。2026年10月30日確認)

日本の社内の人件費が低く見えるのは、為替と賃金水準の両方の影響です。比べるべきは国どうしではなく、同じ国の中での社内と外注の比率です。オランダでは外注が社内の約2倍、日本では約3倍になります。

2. 3つのやり方を定義する:運用代行・内製・自動化

比べる前に、言葉の範囲をそろえます。同じ「運用代行」でも、サーバーの見張りだけを指す会社もあれば、記事の企画から書くところまで含む会社もあります。

この記事では、誰が作業し、誰が判断し、誰が結果に責任を持つかで3つを分けます。どのやり方でも、サイトの持ち主としての最終的な責任は自社に残る点は共通です。

やり方 作業する人 判断する人 向いている作業
運用代行(外注) 制作会社・フリーランス 合意した範囲は外部 更新、障害対応、SEOの点検
内製 社員(兼任か専任) 社内 記事の中身、問い合わせ、承認
自動化 仕組み(設定・スクリプト・AI) 事前に決めたルール バックアップ、監視、計測、通知

表の「判断する人」の列が、3つの違いの核心です。自動化は、判断を前もってルールに書いておける作業にしか使えません。外注は判断ごと任せられますが、その判断が自社の事業に合っているかは、社内で確かめる必要があります。

運用代行で買っているのは、作業の時間より、専門性と、人が欠けても止まらない体制です。内製の利点は、事業の知識とサイトの知識が同じ人に集まることで、弱点は担当者が1人に偏りやすいことです。

自動化:時間を減らすが、保守が生まれる

自動化は、作業の時間を減らす手段で、それ自体が「やり方」の3つ目として独立しているわけではありません。自動化した仕組みを誰が保守するかで、結局は内製か外注かのどちらかに戻ってきます。

自動化の範囲の決め方は、サイト運用のAI・自動化は棚卸しからで30項目に分けて整理しています。この記事では、自動化を「内製や外注と組み合わせる部品」として扱います。

3. 工数の見積もり方:まず月に何時間かかっているかを出す

費用を比べる前に、月に何時間の作業があるかを出します。ここを飛ばして見積もりを取ると、外注先ごとに想定する作業がばらばらになり、金額を比べられません。

時間は、実績が分かればそれを使い、分からなければ1か月だけ記録を取ります。記録が難しければ、次の6領域ごとに「1回の時間×月の回数」で概算します。

6つの領域に分ける

この記事では、棚卸しの記事と同じモデルサイトを使います。30ページ・日英2言語・ブログ月4本・問い合わせフォームありの、中小企業のコーポレートサイトです。

領域 主な作業 月の時間 判断の重さ
更新・保守 CMS・プラグインの更新、バックアップ 4 中
監視・計測 死活監視、速度、リンク切れ 3 低
コンテンツ 記事・翻訳・画像・ページ修正 16 高
SEO・検索 Search Console の確認、改善 4 中
問い合わせ対応 振り分け、返信、記録 8 高
法令・品質 Cookie、アクセシビリティ、表示義務 2 高

合計は月37時間です。このうち、コンテンツと問い合わせ対応で24時間、全体の約3分の2を占めます。この2つは事業の中身に関わるので、外注しても社内に残る時間が大きくなります。

習熟度で補正する

上の時間は、作業に慣れた人がやった場合の目安です。慣れていない人がやると、技術的な作業(更新・監視・SEO・法令)は1.5倍前後かかると見ておくのが安全です。

逆に、コンテンツや問い合わせは、社内の人のほうが速い作業です。事業を知らない外部の人が記事を書くと、取材と確認のやり取りで、社内の時間がかえって増えることがあります。

やり取りの時間を足す

外注すると、依頼・確認・承認のやり取りという新しい時間が生まれます。この記事の試算では、全部を外注する場合に月2時間、技術作業だけを外注する場合に月1時間を、社内の時間として足しています。

自動化した場合も同じで、仕組みの保守に月2時間前後を見込みます。通知の調整、壊れたスクリプトの修理、道具の料金や規約の変更への対応です。

工数の式

ここまでを式にすると、次のようになります。数字を自社のものに入れ替えれば、そのまま使えます。

  • 社内の時間 = 社内に残る作業の時間 × 習熟度 + やり取りの時間 + 仕組みの保守の時間
  • 外部の時間 = 外注する作業の時間
  • 月の費用 = 社内の時間 × 社内の時間単価 + 外部の時間 × 外注の時間単価 + 道具代

4. 費用の比べ方:時間単価をそろえる

次に、時間を金額に直すための単価を決めます。社内の単価は給与ではなく、会社が負担する人件費の総額を時間で割ったものを使います。

社内の時間単価

日本は、賃金構造基本統計調査の月34万600円を、所定の労働時間を月160時間と置いて割ると、1時間約2,129円です。就労条件総合調査で現金給与以外の費用が約18%を占めることから、総額に直すと約2,600円になります。

賞与、パソコンやソフトの費用、教育の時間を足すと、さらに上がります。この記事では、日本の社内の単価を1時間2,600〜3,500円(中央の値3,000円、約€17)と置きました。オランダは、Eurostat の€47.9と CBS の€45.0から、1時間€45〜48(試算では€48)とします。

項目 日本 オランダ 根拠
統計上の人件費・賃金 月34万600円(賃金) 1時間€47.9(人件費) 厚労省/Eurostat
賃金以外の費用 約18% EU平均24.8% 厚労省/Eurostat
社内の時間単価(試算) 3,000円(約€17) €48(約8,400円) DevNJ の算出
外注の時間単価(試算) 1万円(約€57) €95(約16,600円) 下の表を参照
外注÷社内 約3.3倍 約2.0倍 試算の比

日本とオランダの統計は、集計の対象と定義が違います(日本は月給を時間に直したもの、オランダは全産業の労働時間あたりの人件費)。国どうしの水準を比べる数字ではないことに注意してください。この記事の試算では、それぞれの国の中で社内と外注を比べることにだけ使います。

外注の時間単価

オランダでは、運用や制作の費用は時間単価で語られるのが一般的です。銀行 Knab の調査では、フリーランスのWeb開発者が1時間€73(自営業者全体の平均€83)、仕事の仲介サイト Freelance.nl の分析では22分野の平均が€86.36でした。制作会社向けの業務ソフト Simplicate の集計では、制作会社の平均基本単価が€106(2025年第4四半期)です。

日本には運用代行の単価についての公的な統計がありません。比較サイト PRONIアイミツの整理(2026年4月更新)では、次のような月額の帯が示されています。

運用代行の範囲(日本) 月額の目安 含まれることが多い作業
最低限の管理 〜5,000円 サーバー・ドメインの管理
簡単な修正込み 1〜2万円 文言の差し替え
基本的な更新込み 2〜5万円 ページ更新、保守
集客支援に近い運用 5万円〜 解析、改善提案

月額の帯は、含まれる時間が明示されていないことが多く、時間単価に直せません。この記事では、日本の外注の単価を1時間8,000〜12,000円(中央の値1万円)と仮定しました。これは統計ではなく DevNJ の仮定です。自社の見積もりがあれば、そちらに入れ替えてください。見積もりどうしを比べるときは、月額を対応時間の上限で割って時間単価に直してください。

5. 4つのやり方で3年間の総額を比べる

単価がそろったので、モデルサイト(月37時間)を4つのやり方で運用した場合の費用を試算します。期間を3年にしたのは、自動化の初期費用と、外注の乗り換えの費用が、1年では見えにくいからです。

4つのやり方は、全部を社内で持つ「全内製」、できるだけ外に出す「全外注」、社内で持ちつつ自動化する「内製+自動化」、そして3つを組み合わせる「組み合わせ」です。

作業をどこに置くか

まず、6領域の作業を、4つのやり方でどこに置くかを決めます。自動化した場合の時間は、棚卸しの記事の見込み(37時間→23時間)を使っています。

やり方 社内(時間/月) 外部(時間/月) 道具代(月) 初期
全内製 37 0 €0 なし
全外注 16(中身14+やり取り2) 23 €0 なし
内製+自動化 25(23+保守2) 0 €90 外部40時間
組み合わせ 17(中身16+やり取り1) 9(技術7+保守2) €90 外部40時間

全外注でも、社内に月16時間が残ります。記事の素材と確認(6時間)、問い合わせへの返答(8時間)、やり取り(2時間)です。運用代行に出せば社内の時間がゼロになる、という前提は成り立ちません。

道具代の€90は、棚卸しの記事の段階2(月€30〜150)の中央の値です。初期の構築40時間も、同じ記事の20〜60時間の中央の値で、外部に頼む前提で外注の単価を掛けています。

オランダの場合(ユーロ)

社内€48、外注€95で計算すると、次のようになります。

やり方 月額(€) 初期(€) 3年総額(€) 全内製との比
全内製 1,776 0 約63,900 1.00
全外注 2,953 0 約106,300 1.66
内製+自動化 1,290 3,800 約50,200 0.79
組み合わせ 1,761 3,800 約67,200 1.05

オランダでは、組み合わせの3年総額が全内製とほぼ同じになります。社内の人件費が高いので、技術作業を外に出しても、社内の時間が減った分でかなり相殺されるからです。

日本の場合(円)

社内3,000円、外注1万円、道具代は1ユーロ175円で月15,750円として計算しました。

やり方 月額(円) 初期(円) 3年総額(円) 全内製との比
全内製 111,000 0 約400万 1.00
全外注 278,000 0 約1,001万 2.50
内製+自動化 90,750 400,000 約367万 0.92
組み合わせ 156,750 400,000 約604万 1.51

日本では、外注と社内の単価の差が大きいため、外に出すほど総額の差が開きます。全外注は全内製の2.5倍です。自動化の効果も、道具代と初期費用が社内の人件費に比べて重いので、オランダより小さく出ます。

次の図は、2つの表の3年総額を、ユーロにそろえて並べたものです。

モデルサイトの3年総額は、オランダでは全内製が約6万4千ユーロ、全外注が約10万6千ユーロ、内製と自動化が約5万ユーロ、組み合わせが約6万7千ユーロ。日本では1ユーロ175円の換算で、全内製が約2万3千ユーロ、全外注が約5万7千ユーロ、内製と自動化が約2万1千ユーロ、組み合わせが約3万5千ユーロ。 オランダ 全内製 €64k 全外注 €106k 内製+自動 €50k 組み合わせ €67k 日本(ユーロ換算) 全内製 €23k 全外注 €57k 内製+自動 €21k 組み合わせ €35k k=千ユーロ。橙=自動化を含むやり方
図2:月37時間のモデルサイトを3年間運用した場合の総額(DevNJ の試算。単価の根拠は第4章、1ユーロ175円は欧州中央銀行の参照レートの2026年10月30日の値175.68円を丸めたもの。2026年10月30日確認)

条件を変えると、順位はどう動くか

試算は、置いた前提で結果が変わります。特に影響が大きいのは、社内の習熟度と外注の単価の2つです。技術作業に慣れていない人が担当する場合(技術作業が1.5倍)と、外注の単価が下限の場合で計算し直しました。

条件(日本、3年総額) 全内製 全外注 内製+自動化 組み合わせ
基本(社内3,000円・外注1万円) 400万円 1,001万円 367万円 604万円
社内の技術作業が1.5倍 470万円 1,001万円 415万円 604万円
外注の単価が8,000円 400万円 835万円 359万円 532万円
条件(オランダ、3年総額) 全内製 全外注 内製+自動化 組み合わせ
基本(社内€48・外注€95) €63,900 €106,300 €50,200 €67,200
社内の技術作業が1.5倍 €75,200 €106,300 €58,000 €67,200
外注の単価が€75 €63,900 €89,700 €49,400 €59,900

オランダでは、社内の担当者が技術作業に慣れていない場合、組み合わせが全内製より安くなります。日本では、どの条件でも全内製のほうが安いままです。日本で外注を選ぶ理由は、費用ではなく、次の章のリスクの側にあると考えたほうが現実的です。

6. 費用に出ないリスクを比べる

前の章の試算には、担当者が辞めたとき、障害が夜に起きたとき、セキュリティ修正が遅れたときの損失が入っていません。こうしたリスクは、起きる頻度は低くても、起きたときの損失が大きいものです。

ここでは、3つのやり方を、費用以外の7つの観点で比べます。

観点 運用代行 内製 自動化
担当者の退職・休暇 強い(代わりがいる) 弱い(1人に偏る) 強い(ただし保守者次第)
セキュリティ修正の速さ 契約次第 担当者の知識次第 定型の更新は速い
品質の安定 契約の範囲内で安定 人によってぶれる ルールの範囲内で安定
知識が社内に残るか 残りにくい 残る 手順として残る
乗り換えやすさ 契約と権限次第 引き継ぎ次第 道具の依存に注意
個人データの扱い 委託の管理が要る 社内で完結 道具の委託先に注意
費用の読みやすさ 月額で読める 隠れた時間が出る 初期と保守が要る

表を見ると、内製と運用代行は、互いの弱点を埋め合う関係にあることが分かります。内製の弱点である退職・休暇とセキュリティ修正は、外注の得意な領域です。外注の弱点である知識の残りにくさは、内製の強みです。

担当者が1人だけの体制は、退職で一度に崩れる

内製の最大のリスクは、運用の知識が1人の頭の中にしかない状態です。ログイン情報、更新の手順、どのプラグインが何をしているかが記録されていないと、担当者が辞めた時点で、サイトを触れる人がいなくなります。

引き継ぎには、規模にもよりますが40〜80時間ほどかかるのが DevNJ の経験上の目安です。日本なら12万〜24万円前後、オランダなら€1,900〜3,800前後になります。手順書が残っていなければ、さらに増えます。

外注先が止まっても、自社で戻せるか

外注の最大のリスクは、外注先との関係が切れたときに、サイトを取り戻せないことです。ドメインやサーバーが外注先の名義になっている、管理者権限を自社が持っていない、という状態は珍しくありません。

Google は、SEO業者に Search Console を見せる場合でも、書き込みではなく読み取りの権限だけを渡すよう勧めています。運用代行でも同じ考え方で、アカウントの持ち主は自社にし、外部には必要な権限だけを渡すのが基本です。

自動化は「誰が直すか」が決まっていないと止まる

自動化のリスクは、仕組みが静かに止まることです。バックアップが失敗し続けていた、監視の通知先が退職者のメールだった、という事故は、仕組みを作った人がいなくなったあとに起きます。

自動化を入れるときは、仕組みそのものの監視(バックアップが成功したかの確認、通知の届き先の点検)も、運用の作業として数に入れてください。この記事の試算で月2時間の保守を足しているのは、そのためです。

7. 運用代行を選ぶとき:範囲と契約で確かめること

外注を選ぶ場合、費用の差より大きな差を生むのは、契約に何が書いてあるかです。同じ月額でも、作業の範囲、障害時の初動、解約時の条件で、実際に受けられるものは大きく変わります。

制作会社の選び方そのものは、ホームページ制作会社の選び方と提案書の比べ方で、提案依頼書(RFP)の項目から整理しています。ここでは運用代行に固有の点に絞ります。

契約で確かめる7つの項目

項目 確かめること 理由
作業の範囲 月の時間の上限、含まない作業 範囲外の請求を防ぐ
障害時の初動 受付時間と最初の対応までの時間 夜間・休日の空白
権限と名義 ドメイン・サーバー・GA4 の名義 乗り換えの自由
個人データ 処理者契約、再委託の有無 GDPR・個人情報保護法
報告 月次の作業記録と変更の理由 知識を社内に残す
解約 データ・手順書の引き渡し 取り戻せる状態
契約の形 準委任か請負か、支払期日 責任の範囲

この中で、後から直しにくいのが「権限と名義」と「解約」です。契約を結ぶ前に、ドメイン、サーバー、Search Console、GA4 のオーナーが自社になっているかを確かめてください。

個人データを扱うなら、委託の管理が要る

問い合わせフォームのデータや、ニュースレターの登録者の情報を外注先が扱う場合、欧州では GDPR 第28条にもとづく処理者契約(オランダ語で verwerkersovereenkomst、フェルウェルケルスオーフェレーンコムスト)が必要です。オランダの個人データ保護当局(AP)も、契約に盛り込む内容を案内しています。

日本でも、個人情報保護法第25条で、委託元は委託先を監督する義務を負います。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、適切な委託先を選ぶこと、安全管理の措置を契約で守らせること、取り扱いの状況を把握することを求めています。再委託先で問題が起きた場合も、委託元の責任が問われうるとされています。

「上位表示を保証する」は避ける

運用代行の中には、SEOの成果を約束するプランもあります。Google は「Do you need an SEO?」のページで、Google で1位になることは誰にも保証できないと明記し、そうした約束をする業者は避けるよう勧めています。

8. 内製を選ぶとき:人と時間をどう確保するか

内製を選ぶ場合に最初に決めるのは、専任にするか、兼任にするかです。モデルサイトの月37時間は、フルタイムの4分の1程度で、専任を置くには少なく、兼任で片手間にこなすには多い量です。

専任を置くかどうかの目安は、運用の作業が月100時間前後を超えるかです。それより少ない場合、専任者は運用以外の仕事(マーケティング、営業資料、社内システム)も持つことになります。

専任を置く場合の費用

日本で専任を1人置くと、賃金構造基本統計調査の月34万600円をもとに、賞与を除いて月約41.5万円、年約498万円の人件費になります(現金給与以外の約18%を含めた試算)。1年分の人件費だけで、全外注の3年総額(約1,001万円)の半分ほどになります。

オランダでは、1時間€48で年1,600時間働くと仮定すると、年€76,800前後です。年1,600時間は DevNJ の仮定で、休暇や祝日の扱いで変わります。

オランダでフリーランスを社員のように使う場合

オランダで、フリーランス(zzp、ゼットゼットペー:自営業者)に週何時間と決めて、社員と同じように指示を出して運用を任せる形は、偽装自営(schijnzelfstandigheid、スハインゼルフスタンディヒハイト)と判断されるおそれがあります。

税務当局(Belastingdienst、ベラスティングディーンスト)は、2025年1月1日から取り締まりを通常の運用に戻し、偽装自営と判断した場合は事前の警告なしに源泉税の追徴ができるとしています。2026年1月1日からは、悪質な場合の過料(vergrijpboete、フェルフレイプボーテ)も科せます。フリーランスとの契約は、成果物と範囲で結ぶのが基本です。

9. 自動化を選ぶとき:任せられる範囲と保守の手間

自動化は、内製と外注のどちらとも組み合わせられます。効果が大きいのは、正解が外から決まっていて、失敗しても戻せる作業です。バックアップ、死活監視、SSL証明書の更新、速度の定期計測、リンク切れの検出がその代表です。

作業ごとの仕分けは棚卸しの記事、更新・バックアップ・監視の設計はホームページ保守の自動化、記事の自動公開の関門は記事更新の自動化は「品質ゲート」で決まるで詳しく扱っています。

自動化の損益分岐

自動化の初期費用が回収できるかは、減った時間×時間単価 − 道具代 − 保守の時間×時間単価で、月の差額を出して考えます。

オランダのモデルでは、社内の時間が月12時間減り(37→25時間)、€576の人件費が浮きます。道具代€90を引くと月€486で、初期の€3,800は約8か月で回収できます。日本では、浮く人件費が月36,000円、道具代15,750円を引くと月20,250円で、初期40万円の回収には約20か月かかります。日本のように社内の単価が低い場合、自動化は時間をかけて元を取る投資です。

10. 組み合わせ方の判断:作業の性質と社内の体制で決める

ここまでの比較を、どの作業をどこに置くかの判断にまとめます。軸は2つで、作業に事業の判断が要るかと、作業が定型かです。

事業の判断が要る作業(記事の中身、問い合わせへの返答、価格や約束に関わる表示)は、社内に残します。定型の作業は自動化します。その間にある、技術的な判断が要る作業(更新後の確認、障害対応、SEOの点検、法令表示の更新)が、内製か外注かを選ぶ領域です。

作業の性質で置き場所を決める

作業の性質 例 置き場所 理由
定型・戻せる バックアップ、監視、計測 自動化 判断が要らない
技術判断・専門性 更新の確認、障害、SEO点検 外部か社内の詳しい人 知識の維持に費用がかかる
事業判断 記事の中身、問い合わせ、価格 社内 外部では決められない
法令・約束 表示義務、契約に関わる返信 社内(外部は助言) 責任が自社にある

技術判断の作業を内製にするか外注にするかは、社内に詳しい人がいるかと、月に何時間あるかで決めます。月10時間に満たない技術作業のために、社内で知識を維持し続けるのは割高になりやすいからです。

月の作業時間による目安

次の図は、社内に残る技術作業の時間に応じた、やり方の目安です。境界の数字は DevNJ の経験にもとづく目安で、統計ではありません。

技術的な作業が月10時間未満なら自動化とスポットの外注、10時間から40時間なら自動化と継続の外注に社内の中身を組み合わせる、40時間を超えるなら社内に担当者を置いて自動化する。 自動化+ スポット外注 自動化+継続外注 +社内で中身 社内担当 +自動化 月10時間 月40時間 技術的な作業の時間(自動化した後) 記事・問い合わせなど事業の中身は、どの帯でも社内に残す
図3:技術的な作業の時間によるやり方の目安(DevNJ の目安。統計ではありません。2026年10月30日作成)

モデルサイトでは、自動化した後の技術作業が月7〜9時間で、左の帯の上端にあたります。更新が多いECサイトや、多言語のページが多いサイトでは、真ん中の帯に入ります。

11. よくある失敗

運用のやり方を変えたあとに起きる失敗は、ほとんどが前提の見落としから来ています。相談を受けてきたなかで、よく見る型を挙げます。

失敗 起きること 防ぎ方
外注すれば社内の時間はゼロと考えた 確認待ちで更新が止まる 社内に残る時間を先に見積もる
月額だけで外注先を比べた 範囲外の請求が続く 時間の上限と除外作業を比べる
名義を外注先にした 乗り換えでサイトを失う オーナーを自社にする
担当者1人に任せた 退職で運用が止まる 手順書と2人目を決める
自動化を作って放置した 失敗に気づかない 仕組みの監視を作業に入れる
確認の時間を数えなかった 効果が見込みの半分 AI出力の確認時間を足す
オランダでフリーランスに常駐させた 偽装自営の追徴 成果物と範囲で契約する

12. 日本とオランダで比べる

日本とオランダでは、運用のやり方を選ぶ前提が少しずつ違います。どちらが進んでいるかではなく、条件の違いとして並べます。

観点 日本 オランダ
外注と社内の単価の比 約3倍(試算) 約2倍(試算)
費用の示し方 月額のプランが多い 時間単価が多い
個人データの委託 個人情報保護法第25条 GDPR 第28条の処理者契約
フリーランスの使い方 フリーランス法で条件明示 偽装自営の取り締まり
人材の状況 DX人材の不足85.1%(IPA) 人件費が EU で3番目に高い

日本では、社内の単価に対して外注が割高に出るため、内製+自動化が費用の面で有利になりやすい条件です。オランダでは、社内の人件費が高いので、技術作業を外に出しても総額が大きく増えず、組み合わせを選びやすい条件です。

日本で外注するときの注意

日本でフリーランスに運用を頼む場合、2024年11月に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス法)で、取引条件の明示と、受け取りから60日以内の支払期日が求められます。運用代行の契約でも、作業の範囲と報酬、支払期日を書面かメールで示してください。

13. 切り替えの手順:4つの段階で進める

運用のやり方を変えるときは、一度に全部を切り替えないことが大切です。次の4つの段階で、1つずつ進めます。

1か月目に作業時間を記録して棚卸しし、2か月目に定型作業を自動化し、3か月目に外注する範囲を決めて契約し、その後90日ごとに時間と費用を見直す。 1. 記録 1か月目 2. 自動化 2か月目 3. 契約 3か月目 4. 見直し 90日ごと 自動化を先にすると、外注する時間が減った状態で見積もりを取れる
図4:運用のやり方を切り替える順番(DevNJ の進め方。2026年10月30日作成)

自動化を外注の契約より先に置いているのには理由があります。自動化した後の作業量で見積もりを取ると、外注の範囲が小さくなるからです。逆の順番だと、自動化で減るはずの作業まで月額に含まれてしまいます。

手順

  1. 1か月目:作業時間を記録する。6領域ごとに、誰が何に何時間使ったかを書き出す。アカウントの名義と管理者権限の一覧も、このときに作る
  2. 2か月目:定型の作業を自動化する。バックアップ、死活監視、証明書とドメインの期限、速度の計測、Search Console の通知から始める。仕組みの監視と通知先も決める
  3. 3か月目:外注する範囲を決めて契約する。自動化した後の技術作業の時間をもとに、時間の上限、障害時の初動、名義、処理者契約、解約の条件を書いた見積もりを2〜3社から取る
  4. その後90日ごと:時間と費用を見直す。社内の時間、外注の時間、自動化の失敗の回数を記録と比べ、置き場所を動かす

90日ごとの見直しで見る数字

見直しでは、次の4つを前回と比べます。数字の見方は、Search Console と GA4 の定点観測を自動化するも参考にしてください。

  • 社内で運用に使った時間(領域ごと)
  • 外注先が使った時間と、範囲外の依頼の件数
  • 自動化の失敗・誤報の件数と、気づくまでの時間
  • 更新の遅れ(脆弱性の修正が出てから適用までの日数)

14. ケースで考える(架空の3社)

ここからは、架空の3社で、この記事の判断の流れを当てはめます。実在の会社ではありません。

A社:日本の部品メーカーの欧州向け英語サイト

従業員80人、英語サイト20ページ、記事は月2本、問い合わせは月15件ほどです。社内の担当者は総務との兼任で、技術作業は苦手です。

技術作業は自動化した後で月5時間ほどと少ないため、自動化+スポットの外注が合います。記事の素材と問い合わせへの返答は社内に残し、欧州の問い合わせ者の個人データを扱うので、外注先とは処理者契約を結びます。

B社:オランダの日本食材のネットショップ

従業員12人、日蘭英の3言語、商品ページが300あり、セールの更新が多いサイトです。社内に Web に詳しい社員が1人いますが、その人が休むと更新が止まります。

技術作業は自動化した後でも月20時間を超えるため、自動化+継続の外注+社内で中身が合います。社内の詳しい社員を主担当に、外注先を2人目として、休暇の間の更新と障害対応を任せます。

C社:日蘭2言語のコンサルティング会社

従業員5人、20ページ、記事は月4本で、代表が自分で書いています。技術作業はほとんど外注していて、月額4万円のプランです。

まず作業時間を記録したところ、外注先が実際に使っている時間は月3時間ほどで、時間単価に直すと1時間約13,000円でした。更新と監視を自動化し、外注はスポットに切り替えると、月額を下げつつ、障害時の対応は時間単価で確保できます。

会社 技術作業(自動化後) 選んだやり方 決め手
A社 月5時間前後 自動化+スポット外注 社内に技術の担当がいない
B社 月20時間超 自動化+継続外注+社内 休暇中の代わりが要る
C社 月3時間前後 自動化+スポット外注 月額に対して作業が少ない

15. やってはいけないこと

最後に、運用のやり方を変えるときに避けたいことをまとめます。どれも、あとから取り返すのに時間と費用がかかるものです。

やってはいけないこと 理由
ドメイン・サーバーを外注先の名義にする 関係が切れるとサイトを取り戻せない
管理者のパスワードを1人だけが知っている 退職や事故で誰も触れなくなる
「上位表示保証」の業者と契約する Google は保証できないと明言している
処理者契約なしで問い合わせデータを渡す GDPR 第28条・個人情報保護法第25条
自動化の通知を誰も見ていない 失敗が続いても気づかない
価格や契約の返信をAIに任せきりにする 会社の約束になる
一度に全部を切り替える どこで問題が起きたか分からない

16. チェックリスト

運用のやり方を決める前に、次の項目を確かめてください。

時間と費用

  • 6領域ごとに、月の作業時間を書き出した(1か月の記録があればなお良い)
  • 社内の時間単価を、給与ではなく人件費の総額から出した
  • 外注の見積もりを、月額 ÷ 対応時間の上限で時間単価に直した
  • 外注しても社内に残る時間(中身・確認・やり取り)を見積もった
  • 自動化の初期費用、道具代、保守の時間を入れて3年総額を出した

リスク

  • 担当者が休んだとき・辞めたときに、更新とバックアップの確認ができる人がいる
  • 更新・障害・SEO の手順書がある
  • 夜間・休日の障害で誰が何をするかが決まっている
  • 自動化した仕組みが止まったことに気づける

契約と権限

  • ドメイン・サーバー・Search Console・GA4 のオーナーが自社になっている
  • 外注先には必要な権限だけを渡している
  • 個人データを扱う外注先と、処理者契約(または委託契約)を結んだ
  • 解約時にデータと手順書を引き渡す条件が契約にある
  • オランダのフリーランスとは、成果物と範囲で契約している

17. まとめ

  • 運用代行・内製・自動化は、誰が作業し、誰が判断し、誰が責任を持つかが違う。3つから1つを選ぶより、作業ごとに使い分けるほうが費用もリスクも下がりやすい
  • 外注の時間単価は、社内の人件費の約2倍(オランダ)〜約3倍(日本)。作業時間だけで比べると内製が安く、月37時間のモデルサイトでは全外注の3年総額が全内製の1.7〜2.5倍になった
  • 外注しても、記事の中身・問い合わせ・確認の時間は社内に残る。モデルサイトでは月16時間
  • 自動化は定型作業を減らすが、仕組みの保守が生まれる。初期費用の回収はオランダで約8か月、日本で約20か月の試算
  • 費用に出ないリスク(退職・休暇・修正の遅れ・名義・個人データ)は、外注と内製が互いの弱点を埋め合う
  • 置き場所の目安は、定型は自動化、技術判断は外部か社内の詳しい人、事業の中身は社内
  • 切り替えは、記録→自動化→契約→90日ごとの見直しの順で、一度に全部を変えない

参考にした情報源

人件費・賃金の統計

外注の単価と料金

人材と脆弱性

外注の選び方と検索

法令・契約

いずれも2026年10月30日に確認したものです。時間単価と3年総額は、上の統計と調査をもとに DevNJ が置いた仮定を含む試算で、実際の費用はサイトの規模・既存の仕組み・契約の内容で変わります。日本の外注の時間単価(1時間8,000〜12,000円)、専任の年間労働時間(1,600時間)、図3の境界は DevNJ の仮定・目安で、統計ではありません。税と法律の扱いは取引の内容によって変わるため、契約の前に専門家に確認してください。

よくある質問

ホームページの運用代行の費用はどのくらいですか?
日本では公的な統計がなく、比較サイトの整理では、最低限の管理だけなら月5,000円まで、基本的な更新込みで月2〜5万円、集客支援まで含めると月5万円以上が目安とされています。オランダでは時間単価で語られることが多く、フリーランスで€73〜86、制作会社の平均で€106という調査があります。
サイト運用は内製と外注のどちらが安いですか?
作業時間だけで比べると、日本でもオランダでも内製のほうが安く出ます。この記事の試算では、外注の時間単価は社内の約2〜3倍でした。ただし、担当者の退職や休暇、セキュリティ修正の遅れといったリスクは費用に出ないため、その分を外注で買うかどうかで判断します。
ホームページの運用は自動化でどのくらい安くなりますか?
月37時間のモデルサイトでは、自動化で社内の作業が月25時間前後(仕組みの保守を含む)に減り、3年総額は全部を社内で持つ場合より1〜2割下がりました(日本で約8%、オランダで約21%)。初期の構築に40時間前後かかり、効果が出るのは2年目以降です。作業が少ないサイトでは元が取れないこともあります。
運用代行と内製と自動化は、どう組み合わせればよいですか?
定型の更新・監視は自動化し、判断が要る技術作業(更新の確認、障害対応、SEOの点検)は外部、事業の中身に関わる作業(記事の素材、問い合わせへの返答、承認)は社内に残す形が、費用とリスクの釣り合いを取りやすい組み合わせです。
運用代行を契約するときに何を確かめればよいですか?
作業の範囲と月の時間の上限、障害時の初動の時間、管理者権限とアカウントの名義が自社にあるか、個人データを扱う場合の処理者契約(GDPR第28条、日本では委託先の監督)、解約時にデータと手順書を引き渡す条件の5点です。
オランダでフリーランスに運用を任せるときの注意点はありますか?
社員と同じように指示を受けて決まった時間働く形にすると、偽装自営(schijnzelfstandigheid)と判断されるおそれがあります。税務当局は2025年1月から通常の取り締まりに戻り、2026年1月からは過料も科せるとしています。成果物と範囲で契約するのが基本です。

日本と欧州の両方で機能するサイトをお考えですか?

無料で相談する

目次