2026.10.17
企業サイトのトップページ構成|日本向けと欧州向けの違い
企業サイトのトップページは、載せる情報が同じでも並べる順番で成果が変わります。日本向けと欧州向けでは、読み手が知りたい順番がそもそも違うからです。
日本向けの並び順
- 何をしている会社か(一文で)
- 実績・取引先 — 社内で説明するための材料
- サービス一覧 — 網羅的に
- 会社概要 — 設立年、所在地、規模
- 問い合わせ
日本のB2Bでは、担当者が社内に説明する必要があります。そのため「この会社は大丈夫か」を裏付ける情報が早い段階で必要になります。実績が上のほうにあるのはそのためです。
欧州向けの並び順
- 何を解決するのか(相手の課題から書く)
- 価格帯 — レンジでよい
- 担当者 — 顔と経歴
- 進め方 — 最初の1週間に何が起きるか
- 問い合わせ — 項目は3つまで
欧州の担当者は自分で決められることが多く、「自分に合うか」を早く判断したがります。価格と担当者が早い段階にあるのはそのためです。
間違えやすいところ
日本向けのトップをそのまま英訳すると、欧州の読み手には「結局いくらで、誰がやるのか分からない」サイトになります。逆に欧州向けをそのまま和訳すると、日本の読み手には「情報が足りない、本当に大丈夫か」と映ります。
翻訳の問題ではなく、構成の問題です。並び替えるだけで反応が変わることは珍しくありません。
共通して必要なもの
- 1ページ目で「誰向けか」が分かること
- 問い合わせへの導線が、各セクションの終わりにあること
- スマートフォンで読めること(欧州のB2Bでもモバイル比率は無視できません)
FAQ
よくある質問
日本向けのトップページで、価格は出さないほうがよいですか?
出さなくても離脱しにくい傾向があります。日本のB2Bでは価格は相談の過程で確認するものとされており、「まずはご相談ください」が許容されます。ただし目安レンジがあると問い合わせの質は上がります。
欧州向けでは会社概要を省いてよいですか?
省かないでください。簡潔にする、という意味です。設立年や資本金より、担当者が誰で何をしてきたかを出すほうが効きます。